• レギュレーション
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フカセ カブ

フカセ カブ

入賞履歴
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2025 マスターリーグ 優勝
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ポケモンジャパンチャンピオンシップス2025 マスターリーグ 優勝

01 ポケカを始めたきっかけ

幼少期にポケカを始めてすぐに大会へ 負けた悔しさで、やる気に火が付いた

ポケカを始めたきっかけを教えてください。

幼稚園の頃に友だちに誘われて始めました。もう約15年前になりますね。その友だちといっしょに近所のショッピングモールでやっていた大会に参加したのですが、そこで女の子に負けたんです。当時の僕はそれが悔しくて、もっと強くなりたいと思うようになりました。

公式の大型大会に参加しだしたのはいつ頃からですか?

初めて参加したのは2014年の「リザードンメガバトル」です。小学校2年生だったので小学生以下の部で出場して、2位になりました。たくさん勝って盾ももらえたのですごく嬉しくて、またやる気が上がりましたね。

初参加の大型大会で2位! 凄いです!

02 得意なデッキ

詰将棋のような感覚 100点のプレイを追い求めるのが楽しい

得意な戦いかたを教えてください。

昔は守り主体でゆっくりと展開を作っていく戦いかたが得意だったんです。とくにジュナイパーGXの特性「フェザーアロー」でじわじわダメカンを乗せながら戦うデッキが大好きでした。でも最近は逆にガンガン攻めるタイプのデッキを好んで使うようになりました。タケルライコexのデッキのように、サイドをどのように取っていくかのプランが明確なデッキが好きです。

どうして好みが180度変わったのでしょうか?

自分でもよくわかりません(笑)。とくにきっかけとかがあったわけではないんです。ただ、ある程度短期決戦を狙うデッキは100点のプレイを狙って出せるところがおもしろいと感じています。どういう順番でカードを使って、どれをトラッシュしてどれを山札に残すのか、どのポケモンから倒していくのか。詰将棋のような感覚でプレイするのが好きなんです。一方で、マリィのオーロンゲexのデッキなんかはプレイの分岐が膨大すぎて、さすがに100点を取るのは厳しい気がしてしまいます。と言いつつ、マリィのオーロンゲexも好きですけどね。どんなデッキでも楽しいし使えるのですが、いまは相対的に攻め主体の戦いかたが好きです。

03 デッキ作りで
大事にしていること

特性「ほうせきさがし」のヨルノズク不採用 フカセ式タケルライコexデッキ誕生の経緯

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。

昔から、ある程度型の決まった王道のデッキよりもオリジナルのちょっと変なデッキを使って勝ちたいという気持ちは強かったです。「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2025」(以下、「PJCS2025」)で使ったタケルライコexのデッキも、特性「ほうせきさがし」のヨルノズクを採用する主流な型とはまったく異なる構築になっています。

配信でも驚きの声が挙がっていましたね。あのデッキはどういった経緯で出来上がったのでしょうか。

アイディアの出発点は、従来のタケルライコexだとユキメノコとマシマシラを採用したマリィのオーロンゲexデッキに勝てないということでした。スピンロトムやヨルノズクがユキメノコの特性「いてつくとばり」を絡めてきぜつさせられるので、サイドを1-1-2-2ととられてしまいます。この場合、マリィのオーロンゲexは1回か2回ワザを使うだけで事足ります。その要求を上げるために、スピンロトムやヨルノズクを構築から抜いています。結果的にリザードンexやドラパルトex相手にも従来より勝率が安定するようになったり、タケルライコex同士の対戦にも強くなったりといいことづくめで、100点満点のデッキが作れたのではないかと思っています。

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優勝するためのデッキ選択

今後、フカセ選手が配信卓に呼ばれた際は使用デッキにも注目が集まりそうですね。

これまで、シニア時代も含めて大型大会での僕の成績は6勝1敗や7勝1敗くらいなことが多くて、アベレージの成績は良かったと思います。でも、シニアリーグだとそれでも予選落ちの可能性があって、実際何度も落ちてきました。結果的に、それだと優勝できないんです。そういうときに僕が使っていたのは王道のデッキなんですよ。でも今回は、オリジナルのデッキを使って予選無敗でそのまま優勝できました。なので今後も自作のデッキで優勝を狙いたいと思います! ……なんて言いつつ、王道のデッキを使っていたら恥ずかしいですね(苦笑)。

04 一番思い出に残っている
大会、使用したカード

まるで物語の主人公になったよう 2025シーズンに起きた運命的な出来事

いちばん印象に残っている大会は何ですか?

いちばんというと、いまは「PJCS2025」です。これまでも1位になった大会はどれも印象深いですが、やはりマスターリーグでの日本一は格別ですね。

しかも、フカセ選手はマスターリーグ1年目での優勝でした。2025シーズンは同世代のシニア出身選手の活躍が目立ちましたね。

そうですね。「チャンピオンズリーグ2025 東京」で優勝したハルト君(フジタハルト選手)はいつも一緒に練習している友だちなのですが、2025シーズンはハルト君がタケルライコexで優勝して始まって、僕がタケルライコexで優勝して終わったんですよ。なんかドラマチックじゃないですか。「PJCS2025」決勝戦の相手も友だちのホンダ君(ホンダナオヤ選手)だったし、運命的なことが起こりすぎていて物語の主人公になった気分です。

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「フカセ式」流行への期待と不安

フジタハルト選手とは友だちということでしたが、普段からいっしょに練習されているのでしょうか。

はい。ハルト君ともうひとり、「PJCS2025」のDAY2で1戦目に配信卓で対戦したヒナタ君(ツキヤマヒナタ選手)ともよくいっしょに練習しています。じつは、ハルト君が優勝したときのタケルライコexデッキもハルト君といっしょに作ったんですよ。だから「CL2025 東京」の後にデッキが流行したのは嬉しかったです。

今回もまた流行するのでは?

そうなったら嬉しいですけど、今回はBO3向けの構築なので……どうでしょうね? BO1でも従来のタケルライコexより強いと思っていますが、僕ならそもそもBO1でタケルライコexは使わないかもしれないです(笑)。

05 好きなカードとその理由

ジュニア時代に世界3位 相棒のジュナイパーGXはいまでも大好き

好きなカードを教えてください。

ジュナイパーGXです。「ポケモンワールドチャンピオンシップス2017」のジュニアディビジョンで3位になったときに使っていました。とにかくジュナイパーGXの特性「フェザーアロー」が大好きで、友だちと無限におなじデッキどうしの対戦をしていました。もはや練習とかでもなく、ただただ楽しくてやっていました。それくらい大好きでした。

好きなポケモンも教えてください。

ポケモンだとコダックですかね。ちょっと間抜けな表情がかわいくて。周りからは似てるって言われます。大会ではいつも、ヤドンとコダックのイラストが描かれたプレイマットを使っています。ハルト君とヒナタ君もお揃いで(笑)。

06 よく行くジム

練習は夜中にリモートで⁉ 若さゆえのバイタリティで毎日充実

よく行くジムはどこですか?

普段の練習は仲間といっしょにリモートでやるので、ジムバトルにはあまり行かなくなってしまいました。

オンラインでの練習がメインなんですね。どれくらいの頻度で練習しているんですか?

兵庫、大阪、奈良って感じで家が離れているので、普段はリモートです。たまに大阪とかで集まって練習することもあります。大会前だとだいたい毎日練習しています。夜の11時くらいから始まって夜中の3時~4時くらいまでひたすら対戦している感じです。

ものすごいバイタリティだ。

いまは大学生になったのでまだマシですが、高校生の頃は部活もやっていたのでキツかったです(笑)。学校ではちゃんと起きて授業も受けていましたが、家に帰ってきたら倒れるように寝ていました。でも、逆に忙しくないと怠けちゃうのである程度自分を追い込んだ方がいいのかもしれないです。いままでも忙しくしているときほど大会で結果を出していた気がします。

ぜひ体にはお気をつけて頑張ってください……!

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フジタハルト選手と動画投稿をスタート!

今後挑戦してみたいことはありますか?

ハルト君といっしょに動画投稿を始めます! 僕たちのポケカに関する知識や考えかたをみんなに発信する内容にしたいと考えています。初心者向けというよりは、本気で強くなりたい人たちに向けて、質の高い情報をお届けするつもりです。僕たちといっしょに強くなってもらえたらなと思っています。興味のある方はぜひ見てみてください!

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