ワカイ ヨウタ
- 入賞履歴
- チャンピオンズリーグ2025 大阪 マスターリーグ 優勝
- 入賞履歴
- チャンピオンズリーグ2025 大阪 マスターリーグ 優勝
01
ポケカを始めたきっかけ
幼馴染みを誘ったあの日から ポケカへの向き合いかたが変わった
- ポケカを始めたきっかけを教えてください。
強化拡張パック「ダークオーダー」が発売されたころ(2018年10月)に地元の同級生といっしょに始めました。とはいえ当時はコロナ禍かつ受験期だったこともあって、仲間内でカジュアルに楽しんでいただけで大会に参加するような楽しみかたはしていませんでした。
- かかわり方が変化したのはいつからだったのでしょうか。
きっかけとしては、「チャンピオンズリーグ2025 大阪」の配信上でも話題に出した幼馴染みを誘ったことです。時期としては拡張パック「スターバース」が発売されたころ(2022年1月)だったと思います。何か明確な理由があったわけではないのですが、彼と一緒にポケカをやるようになってから自然とポケカへの向き合いかたが変わったなと感じています。
信頼する親友、 そして負けたくないライバル
- 幼馴染みの彼に対して、優勝インタビューでは「つぎは君の番だ」という発言もされていました。彼の名前や人となりも少しお聞きしていいですか?
スガハラミズキです。性格はとても社交的で、いま僕がいっしょに練習している仲間たちも彼が先に声をかけて築き上げたコミュニティのメンバーなんです。僕はそこに「ミズキの幼馴染みです、よろしくお願いします」って感じで入っただけで(笑)。彼のおかげで素敵な仲間たちと出会えたので感謝しています。チャンピオンズリーグの優勝こそ僕が先に達成しましたが、彼の方が先にかつ継続的に大会で優秀な成績を残していて、チャンピオンズリーグも優先参加権を獲得し続けている強いプレイヤーです。今後も彼に負けないよう切磋琢磨し続けたいと思っています。
- 素晴らしい関係値ですね。おふたりの今後にも要注目です!
02
得意なデッキ
「スタークロノス」や「かえんばく」など 特定のワザを中心としたゲームメイク
- 得意な戦いかたを教えてください。
自己評価としては、最後まで逆転の可能性が途切れないようなデッキを使って粘り強く戦うのが得意だと思っています。それとは別で、最近周囲のプレイヤーから「ランドマーク的なワザを中心としてゲームの展開を作るのが上手だね」と評価してもらいました。言われてみると確かに、と自分でも納得しています。
- ランドマーク的なワザと言うのはどういうことでしょうか。
分かりやすいところで言えば、オリジンディアルガVSTARのワザ「スタークロノス」がそうです。「チャンピオンズリーグ2025 大阪」では「スタークロノス」を対戦の中でどう決めるかを中心にゲームメイクをしていました。ほかにも、かがやくリザードンのワザ「かえんばく」を中心に戦っていた期間も長かったので、なるほど自分はそういうことが得意なプレイヤーなんだなと腑に落ちました。
03
デッキ作りで
大事にしていること
対戦時の具体的なケースを想定 徹底して論理的な採用にこだわる
- デッキ作りで大事にしていることを教えてください。
ひとつは、対戦で起こる具体的なシチュエーションを想定して必要なカードや枚数を考えることです。そのシチュエーションはどれくらいの確率で発生して、対応するためのカードは何枚入れると安定して解決できるようになるのか。これをしっかり考えるようにしていて、「まぁ1枚あれば大丈夫でしょ」みたいな根拠のない楽観的な考えは捨てるように意識しています。
- デッキを組む段階でそこまで具体的に考えられているんですね。
はい、そうするように心がけています。もうひとつは、かなり個人的な感覚の話になってしまうのですが、デッキへの採用理由が必ず論理的でなければならないと考えています。たとえば、ルギアVSTARとアーケオスを組み合わせたデッキを対策する際に改造ハンマーとシンオウ神殿のどちらを採用するか。改造ハンマーはエネルギーをひとつしかトラッシュできないけどペパーを使って山札から手札に加えられます。シンオウ神殿は場にあるあいだすべての特殊エネルギーの効果を無効化できますが、必要なときに手札に加えるのが難しいです。両者のメリットとデメリットを理解したうえで、現在の環境にはどちらが合っているのか。その答えを自分が納得できる論理で導くというのを徹底しています。
04
一番思い出に残っている
大会、使用したカード
魂を込めて準備した大会で 望んだ結果が出ずに悔し涙
- いちばん印象に残っている大会は何ですか?
「シティリーグ2024 シーズン4」です。「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」の参加権利を得るには、ここで優勝するしかないという状況で臨んだ大会でした。使ったのはあくタイプのリザードンexとピジョットexを組み合わせたデッキで完成度にはかなりの自信がありましたが、決勝トーナメントの準々決勝で負けてしまいました。それがすごく悔しくて、泣いて帰ったというのもあって印象に強く残っています。
- Top8なので十分凄いと思いますが、求めていた結果ではなかったということですよね。その大会を機に何か取り組みの面で変わったことはありましたか。
この大会に向けてかなり高い強度で練習をしてきたと思っていましたので、それはいまも継続しています。そのうえでより思考を深くまで伸ばして、もっと多くのことを言語化できるように意識するようになりました。
何事も、やるなら100点を取りに行く
- いま、ポケカ以外にハマっているものはありますか?
直近では、ないですね。引っ越しに伴って生活環境が大きく変わったので、まずは仕事を真面目にこなす、良好な人間関係を構築する、そのうえでポケカに真剣に取り組むこと。これが僕の生活の基礎であって、これらを100点にするまではほかのことに割くリソースはないと考えています。いまの生活が落ちついて余裕ができてきたら、ほかの趣味ができるかもしれません。
- ストイックな考えかただなと感じます。仕事も人間関係もポケカも、ぜんぶ100点を目指しているんですね。
どこかでプラスを得るためにどこかで手を抜くという考えかたは、僕には合わないみたいで。やるなら全部100点を取りに行きたいし、それができないならやりたくないんです。だからいまはこれ以上手を広げると100点が取れなくなってしまうので、できる範囲に専念しています。
05
好きなカードとその理由
思い出の1枚は、かがやくリザードン ポケモンとしてはシェイミがお気に入り
- 好きなカードを教えてください。
かがやくリザードンです。なんと言ってもめちゃくちゃ強いですし、先ほどもお話ししたとおり自分のプレイヤーとしての特徴にとても適したカードだと思っています。愛用していた期間も長いので思い入れも強く、本当に大好きなカードです。
- ちなみに好きなポケモンはどうでしょうか。
シェイミです。『ギラティナと氷空の花束シェイミ』を映画館で観たときに、すごくかわいいなと思って好きになりました。プレイヤーズクラブのアイコンもシェイミにしているんです。
- ポケカ以外にもポケモンのコンテンツを楽しんでくれているんですね。
もちろんです。ポケモン自体が大好きなので、ポケカだけでなくアニメや映画、ゲームもずっと楽しんでいます。とくに『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はすごく面白い作品でした。周りのみんなには本気でお勧めしています。ポケカを楽しむうえで、ゲームのストーリーを知っておくのは大事なことだと思うんです。
06
よく行くジム
仙台時代にお世話になった2店舗 東京では仲間との練習がメインに
- よく行くジムはどこですか?
じつは最近仙台から東京に引っ越してきたばかりなのですが、東京に来てからはまだあまりジムバトルには行けていないです。仙台にいたころは、ポケ堂仙台店とシングルスターにかなり通っていて、いつもお世話になっていました。
- 東京に来てからは普段の練習はどうされているんですか?
練習会を企画してくれる知り合いが多いのでそれに参加させてもらったり、オンラインで仲間たちと通話を繋いで議論を交わしたり、普通にひとり回ししたり。あとは近場であれば自主大会に参加することもあります。
自分で自分を誇れるように
- チャンピオンズリーグ優勝を機に、何か変化はありましたか?
ありがたいことに声をかけてもらえることはあるのですが、僕はまだ優勝したという意識があまりなくて。それは実感がわかないということではなく、まだ自分で自分の実力に胸を張れないんです。なので僕自身に変化はないと思います。
- では、何を達成すれば自身を誇れると思いますか?
今後も結果を残し続けることが必要だと思っています。ヤマグチヨシユキ選手やシマダダイチ選手などの強豪プレイヤーの域には、僕はまだ達していません。でも、いま行っている努力の道の先は彼らに通じているのではないかという感覚があるんです。それを信じて精進を続けていれば結果は付いてくると信じています。
- 自信満々でインタビューに答えてくれる日を楽しみにしています!
任せてください! 頑張ります!
同じリーグのプレイヤーを
チェックしよう!