• レギュレーション
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タカタ カイセイ

タカタ カイセイ

入賞履歴
チャンピオンズリーグ2022 福岡 マスターリーグ 優勝
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01 ポケカを始めたきっかけ

GXスタートデッキからポケカをスタート 初の自作デッキは超爆インパクトのマリルリ

ポケカを始めたきっかけを教えてください。

もともとポケモンのゲームが好きで遊んでいたのですが、GXスタートデッキが発売されてポケカが爆発的に流行したのをきっかけに、友だちといっしょにポケカを始めました。ただ、発売からすこし後に始めたのでなかなか手に入らず、ふたりともリザードンGXのデッキしか買えなくて(笑)。ひたすらミラー戦をやっていたのですが、それでもめちゃくちゃ楽しかったのが印象に残っています。

その後、最初に自分で作ったデッキは覚えていますか?

ちゃんと拡張パックを購入したのが超爆インパクトからだったので、超爆インパクトに収録されているカードが中心でした。僕はマリルリでずっと「みずたまさがし」を使い続けてエネルギーをつけて、最後にエネルギーごと手札に回収してアンノーンの特性「HAND」を使って勝つというデッキを使っていました。当然、穴だらけの構築でぜんぜん勝てませんでした(笑)。

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息子の成長っぷりに、お母さんもビックリ!?

ポケカに触れたのはGXスタートデッキが完全に初めてでしたか?

じつは小学生のころにポケカを集めていた時期があって、すこしだけ対戦もしていました。なので何となくルールは覚えていて、おかげですんなり楽しめるようになりました。

何か当時のことで覚えていることはありますか?

岡山で開催されていたポケモンフェスタに参加して、そこで初めて知らない人と対戦をしたのですが、当時幼稚園児だった僕はすこし年上のお兄ちゃんにコテンパンにやられてしまったんです。母としてはその印象が強いようで、そんな僕がCL2022 福岡で優勝するなんてと驚いていました。

02 得意なデッキ

ベンチに出すポケモンは最低限に 相手の選択肢を増やさないように戦う

得意な戦いかたを教えてください。

自分のベンチにポケモンをなるべく出さずに戦うのが好きですね。バトル場にポケモンが出せなくなって負けるリスクもありますが、僕はそれ以上に相手の選択肢を制限できるメリットの方が大きいと思っています。

たとえばどんな立ち回りをされるのでしょうか?

CL2022 福岡のベスト16を決める対戦がとくに顕著だったのですが、相手のれんげきウーラオスVMAXデッキに対して、僕は後攻最初の番に「オルタージェネシスGX」を狙いに行けるような手札でした。ただ、そこで博士の研究を使ってしまうと、手札にあるオドリドリGXがトラッシュされ、やまびこホーンでベンチに出されてしまうリスクがありました。また、上振れを狙うならデデンネGXやクロバットVといった山札を引くためのリソースをすべて使うことになります。そうやってベンチにポケモンを並べすぎると、相手の選択肢が増えてしまいます。僕はそのときの自分にできる最高のプレイをするより、相手の選択肢を最低限に抑え続ける戦いかたが好きなので、博士の研究は使わずに番を終わったんです。

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守りから攻めに転じるタイミングに注目!

相手にやりたいことをさせないぶん、自分も窮屈になってしまう気がするのですが、その点はどう考えていますか?

序盤に温存したリソースは、終盤でいっきに使います。最初から全速力で走って逃げきるのではなく、スタミナを温存して最後に追い込みをかけるようなイメージです。勝負すべきところは思い切って勝負をしますが、そのポイントをなるべく後ろに持ってくるようにしています。

序中盤の堅実で丁寧なプレイから一転、終盤の勝負どころでは爆発的に加速する怒涛の攻めが見られるということですね。その切り替わりのタイミングが試合の注目ポイントになりそうです!

03 デッキ作りで
大事にしていること

デッキのアイデアを脳内で厳選 流行のデッキに対して勝率6割が目標

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。

僕はそのとき使いたいカードや組み合わせを探して、それを主軸に環境の中心にいるデッキにどう勝つかを考えるところから始めます。勝てなさそうだなと思ったら、その時点でそのアイディアはボツにしちゃいますね。そうやってたくさんのアイデアを厳選していって、そのうちの2~3種類をブラッシュアップしていきます。環境の中心にいるデッキに対して6割勝てることをひとつの目標にして調整することが多いです。

オリジナルのアイデアでデッキを作ることが多いですか?

必ずしもそうではないです。すでに結果を出している強力なデッキタイプを自分の使いやすいように組み替えるのがいちばん強いと思っています。実際に僕もそういうデッキの作りかたをするときもありますよ。ただ、まだ注目されていないカードを使って強いデッキを作ってみたいという想いはありますね。

04 一番思い出に残っている
大会、使用したカード

迷った挙句に抜いたカードが命取り 後悔の念が頭から離れない

これまででいちばん印象に残っている大会は何ですか?

僕にとって初めてのチャンピオンズリーグ挑戦だった、CL2020 愛知です。デッキに入れる最後の1枚をどれにするか、大会前日までずっと悩んでいたことが印象に残っています。ミュウツー&ミュウGXのデッキを使っていたのですが、特性「シャドーボックス」のミミッキュを対策するために、隠密フードを入れるかどうかで迷っていました。

ミュウツー&ミュウGXは特性を封じられるとつらいですもんね。

結局、そのときの僕はミミッキュの数はそんなに多くないだろうと考えて、隠密フードを入れずにデッキの安定性を高めるカードを増やす判断をしました。ところがいざ大会が始まると、3連続でミミッキュ入りのデッキに当たってしまったんです。結果、1勝3敗でドロップすることになりました。それが本当に悔しくて、それ以降迷ったときは自分の嗅覚を信じて選択するようにしています。

05 好きなカードとその理由

SNSでバズった思い出のカード トゲピー&ピィ&ププリンGX

好きなカードを教えてください。

タッグオールスターズに収録されていたトゲピー&ピィ&ププリンGXです。

かわいらしいカードですね! 理由も教えてください。

当時は「ポケカの日週末限定バトル」というイベントがあって、そこでトゲピー&ピィ&ププリンGXのデッキを使って優勝したんです。そのことをSNSに投稿したら、600くらいのいいねをもらいまして。そんなに反響をいただくことが初めてだったので、忘れられないカードになりました。

どんなデッキを使っていたのですか?

じつは最初に作ったデッキと繋がるのですが、マリルリのワザ「みずたまさがし」を使ってトゲピー&ピィ&ププリンGXにフェアリーエネルギーをつけ続けるんです。アブリボンの特性「ふしぎなはおと」で相手のグズマなどから守りつつ、エネルギーを16個つけたらGXワザ「シュープリームGX」を使います。すると、「相手のベンチポケモン全員と、そのポケモンについているすべてのカードを相手の手札に戻して切る」という追加効果が発動します。その後、もともとの効果でもう1度自分の番が始まるので、相手のバトルポケモンを倒して勝利するというデッキです。このコンセプトのためにフェアリーエネルギーが30枚入っていたので、見た目のインパクトがあったんだと思います。

それはバズりますね! そしてマリルリがちゃんと活躍しているのがエモい……。

06 よく行くジム

故郷に錦ならぬ盾を飾る!? 思い出のジムに堂々の凱旋

よく行くジムはどこですか?

いまは東京にいるので通えていませんが、地元広島の福山市にあるお宝バンクというカードショップが思い出に残っています。初めてジムバトルに出て、初めて優勝した場所でした。そのときはワザ「パワフルビンタ」のハピナスをメインにしたデッキを使っていたので「ハピナスの人」と認知してもらえるようになり、そこから自然と交流の輪を広げていくことができました。

地元のショップから交流の輪が広がっていくのは嬉しいですね。

自宅からはすこし離れているのですが、当時は毎日のように通っていました。じつはCL2022 福岡の優勝記念盾もお店に飾らせてもらっているんです。

馴染みのショップに盾を飾るっていう話はよく聞く気がします(笑)。

じつは以前から憧れていて(笑)。店長に「いつか僕も持ってきますよ」と言っていたのですが、「本当に持ってくるとは思わなかった」とビックリしていました。

その有言実行はなかなかできることじゃないです! お見事です。

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1年間で80本以上のライブを鑑賞!

ポケカ以外の趣味はありますか?

ポケカとおなじくらい、バンドのライブに行くのが大好きです。以前はアルバイトで溜めたお金を全部つぎ込んで、年に80回くらい行っていました。

年に80回!? ものすごい量ですね。どんなバンドが好きなんですか?

本当にいろいろなバンドのライブに行くのですが、有名どころだとサカナクションとか。とくにボーカルの山口一郎さんが好きで、髪型とかファッションとかはかなり影響を受けています(笑)。

初めて行ったライブは覚えていますか?

高校3年生のころ、姉の友人に誘われてゲスの極み乙女。のライブに行ったのが最初でした。とにかくCDで聴くよりも衝撃が凄くて、1曲目のイントロが流れている段階ですでに「絶対につぎのライブも来よう」って決めていたほどです。

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