ポケカが初めて発売された1996年から遊んでいます。当時は売り切れ続出でなかなか買えないほどの大人気で、小学校の友だちもみんなハマっていましので、自然と僕もいっしょに遊ぶようになりました。

あの頃は、いまとカードのテキストが違うところがありまして、例えばエネルギーを“トラッシュする”というテキストが、“はがして捨てる”と書かれていました。

純粋に受け取ってしまったのでしょうね。本当にそうなっているエネルギーカードを見かけてビックリしたことがあります(笑)。

つねに平均以上の手を打ち続けることで、相手との差を少しずつ広げていく戦いかたが好きです。なので、僕の試合は接戦になることが多いと思います。一方的な展開になりにくいので、勝っても負けても楽しいです（笑）。

接戦に持ち込むために、毎試合決まった動きが安定してできるようなデッキを組むようにしています。たとえば、デッキのカギとなる重要なカードは、欲しいタイミングでしっかりと持ってこられるように、多めに入れるようにしています。

デッキに入っている60枚のカード全ての採用理由を“自分の言葉で”言えるか確かめることです。

“自分の言葉で”というのが重要で、“みんなが入れているから”といった固定概念に縛られると、視野が狭くなってしまいます。1度違う視点に立って考え直してみると、自分ならではの新しい発見があるかもしれません。それを見つけられれば、デッキ作りがさらに楽しくなります。

また完璧だと思ったデッキでも、改めて1枚ずつ見直すと採用理由が曖昧なカードが出てきます。そのカードの改良手段を意識しながら繰り返し練習を行うことで、より良いデッキが作れます。

やはり、ポケモンWCS2010の決勝戦です。優勝した瞬間の喜びはいまでも忘れられません。使用したデッキは、ガブリアスC[チャンピオン]のワザ「ドラゴンダイブ」で相手のベンチポケモンを倒しながら戦う、“ガブリアス＆レントラー”でした。

優勝を祝して、僕がホテルのプールに「ドラゴンダイブ」をした話でしょうか(笑)。集まってくれたジュニアの子たちがダブル無色エネルギーを手描きで作ってくれていて、それとデッキに入れていた「エナジーゲイン」を首から下げて、ワザを使う条件を満たしたうえでプールに飛び込みました(笑)。

僕は子どものころからずっとサンドが大好きでして、お気に入りの1枚はかなり前にマクドナルドでもらえたサンドのプロモーションカードです。

ポケモンワールドチャンピオンシップスでは、ポケモンの社長である石原さんたちのサイン会が開かれることがあるのですが、WCS2010で優勝したときに、そのサンドのカードに石原さんがサインをしてくれたのです。おかげで特別感がありまして、すごく思い出に残っている1枚です。

東京の東長崎にある“おもちゃのぶんぶく”というポケカジムによく行っていて、とくに土曜の夕方は参加率が高いです（笑）。中学生の頃から通っているのですが、ここで出会った仲間とは10年以上経ったいまでも交流があるくらい、温かい雰囲気のお店です。

初心者の方には店長が自ら対戦相手となってレクチャーをしてくれますので、始めたばかりで対戦が少し不安だという方にもおすすめです。

ほかにも、使ってみたいデッキがあるときや大型大会の直前になると、池袋や秋葉原のジムバトルに参加することがあります。もし対戦することになったときには、よろしくお願いします。