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シオカワ セイノスケ

シオカワ セイノスケ

入賞履歴
チャンピオンズリーグ2026 愛知 May マスターリーグ 優勝
チャンピオンズリーグ2026 愛知 Dec. マスターリーグ 優勝
ポケモンワールドチャンピオンシップス2024 マスターリーグ 準優勝
チャンピオンズリーグ2022 横浜 シニアリーグ 優勝
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021 シニアリーグ BEST16
入賞履歴
チャンピオンズリーグ2026 愛知 May マスターリーグ 優勝
チャンピオンズリーグ2026 愛知 Dec. マスターリーグ 優勝
ポケモンワールドチャンピオンシップス2024 マスターリーグ 準優勝
チャンピオンズリーグ2022 横浜 シニアリーグ 優勝
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021 シニアリーグ BEST16

01 ポケカを始めたきっかけ

初購入のパックからイベルタルEXのSRが! さらに初出場のCLでもベスト64と好スタート

ポケカを始めたきっかけを教えてください。

もともと小学校1年生くらいのときに『ポケットモンスター X・Y』をプレイしていたのですが、ある日お父さんにポケモンはカードゲームもあるらしいよと教えてもらって。その流れで拡張パック「コレクションY」を買ってもらったのが最初でした。そのときは3パックくらい買ってもらったのですが、イベルタルEXのSR(スーパーレア)が当たったんです。SRというのがあることもよくわかっていなかったんですが、特別感のあるイラストに惹かれてポケカを集めるようになりました。

いきなりSRとは持ってますね! 対戦にハマるようになったのはいつ頃ですか?

初めてお店の大会に出たのはそれから2、3年後くらいで、「月刊コロコロイチバン!プレゼンツ メガボーマンダジムバトル」という小学生以下限定のイベントでした。参加するとMボーマンダEXがもらえるというのを知って、開催しているお店を探して参加した覚えがあります。大型大会に参加するようになったのはさらに数年後のCL2019 東京からです。使っていたのはズガドーンGXとアーゴヨンのデッキで、運よくBEST64に入ることができました。それが嬉しかったのもあって、ますますポケカにハマっていきました。


シオカワ選手はシニアリーグに続いて、マスターリーグでも優勝を飾った。得意な戦い方など、成長したシオカワ選手に再びインタビューをしてみたぞ。

シニアリーグのシオカワ選手のインタビューはこちら

02 得意なデッキ

ダメカンを蓄積させ、同時きぜつで大逆転 得意な環境を追い風に2度のCL優勝を達成

得意な戦いかたを教えてください。

相手のポケモンにダメカンを蓄積させておき、同時きぜつでサイドをとり切って逆転する戦いかたが変わらず得意です。2026シーズンで勝ったデッキはサーナイトexとドラパルトexですからね。そういうことです。

2026シーズンは2度のCL優勝を達成し、絶好調でしたね。

特性「アドレナブレイン」のマシマシラを始め、ドラパルトexのワザ「ファントムダイブ」やヨノワール(サマヨール)の特性「カースドボム」など、ここ2~3年は僕の得意な戦いかたとマッチするカードたちが猛威を振るっています。得意な環境でやらせてもらっているなと思っています。

一方で、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」で準優勝したときのトドロクツキexのようにアグレッシブなデッキでもしっかり結果を残せています。環境が大きく変わっても、そのとき強いデッキを見極めて使えるようにしておきたいですね。

03 デッキ作りで
大事にしていること

ガチグマ アカツキexを採用するべきか? この数年で大きく変化したデッキ構築観

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。

最近、少し考えかたが変わりました。以前は、絶対に必要なカードだけをデッキに入れるべきだと思っていたんです。たとえばガチグマ アカツキexは、入れておけば幅広い場面で活躍してくれる便利なカードです。ただ、突き詰めて考えると絶対に必要となる対面はないように思えて、以前の僕なら採用したくないカードでした。それがいまでは、むしろ入れるべきなのかもしれないと考えるようになったんです。

考えが変わったきっかけは何だったのでしょうか?

海外の環境にも目を向けるようになったことが大きいです。2025年に入ってから、海外の上位プレイヤーたちがドラパルトexのデッキにガチグマ アカツキexを採用するようになり、そうした構築が次々と結果を残し始めました。ガチグマ アカツキexを採用すると安定感は多少落ちますが、そのぶん対応力が大きく向上し、対策から外れた使用率の低いデッキに負けづらくなります。

シニアからマスターに上がり、大型大会での対戦数が増えたことも大きな変化でした。マスターはプレイヤー数も多く、そのぶんさまざまなデッキと対戦することになります。幅広い相手に対応するという意味でも、海外プレイヤーの考えかたを取り入れる価値があると思い、最近はデッキを作る際に海外のレシピも積極的に参考にしています。

04 一番思い出に残っている
大会、使用したカード

初出場のWCSで世界2位 勝因になった環境考察のコツを伝授

いちばん印象に残っている大会は何ですか?

これはさすがに「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」に更新されましたね。じつは、選手として世界大会に出場したのはこれが初めてでした。ビギナーズラックだったのか、それはもうめっちゃ勝ちましたね。

実際、勝因は何だったと思いますか?

環境をかなり正確に読めたことだと思います。国内大会では「悪テラスタル」のリザードンexを好んで使っていましたが、レジドラゴVSTARが急速に増えていたため、展開に時間のかかる進化デッキは立ち位置が悪くなると判断し、リザードンexには早々に見切りをつけました。そこで選んだトドロクツキexのデッキが、当時の環境に完璧に合っていたことが大きかったと思います。

環境読みの精度を高めるにはどうすればいいですか?

大事なポイントはふたつあります。ひとつは、大会ごとの参加者層や競技レベルを把握することです。シティリーグ、チャンピオンズリーグ、ポケモンWCSでは、参加する選手の層がまるで違います。どんな人たちが参加するのかは大事な要素です。

もうひとつは、自分ひとりで考えないことです。いろいろな人と話し合い、ほかの人の見方と自分の考察とのずれを認識しながら、最終的に自分がいちばん納得できる形に持っていくことが重要です。

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なぜ、強さの秘密を隠さないのか

前回の取材から4年が経ちました。この4年でいちばん成長した部分はどこですか?

難しいですね(笑)。でも、環境読みの精度はかなり上がったと思います。プレイヤー数とシティリーグの開催数が増え、より多くの情報が共有されるようになったことで、環境の変化も速くなりました。そのぶん、環境読みの重要性も増したと感じます。

世界2位になれたのも、環境読みの賜物だったというお話でした。

2026シーズンに2度もCLで優勝できたのも、読みが冴えていたからこそだと思います。大会ごとに、勝つために何が必要かをきちんと見極められるようになってきました。

こちらから聞いておいてなんですが、ご自身の強さを支える大きな武器ですよね。それでも隠さず、コツまで教えてくれるのはなぜですか?

隠すようなことではないというか、相手も強いという前提で戦う方が楽な面もあるんです。強いプレイヤーのあいだでは共通認識になっている定石を、相手が知っているかどうか分からない状態で戦う方が難しくて。プレイヤー全体のレベルが上がり、定石が広く共有された方が、僕としても戦いやすいと思っています。

05 好きなカードとその理由

環境を変えた「アドレナブレイン」 プレイヤーの思考を深めた一枚

好きなカードを教えてください。

特性「アドレナブレイン」のマシマシラですね。ダメカンをのせる特性は、相手のポケモンを複数同時にきぜつさせるうえで大事な要素になります。特性「アドレナブレイン」は相手にダメカンをのせるだけでなく、自分のポケモンからダメカンを取り除いて回復にも使えるのがすごいところですね。

ただ強力が故に、環境に与えた影響も大きかった気がします。相手にダメカンをのせると特性「アドレナブレイン」で返されてしまうため、あえて攻撃しない方がいい。そんな難しい駆け引きも生まれました。この数年でポケカプレイヤー全体のレベルが上がったと実感していますが、マシマシラの存在もその理由のひとつだと思っています(笑)。

たしかに。つぎの番以降の展開まで見据えて、攻撃するかどうかを判断する必要がありますよね。

そういった高度な駆け引きがCLの上位卓だけでなく、ジムバトルでも当たり前のように行われているのが本当にすごいと思います。

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当然のように行われる高度な駆け引き

ポケカシーン全体としては、この4年でどう変わったと感じますか?

SNSで質の高い情報発信が続いていることに加え、先ほど触れたマシマシラをはじめ、カウンターキャッチャーやナンジャモといった逆転を生みやすいカードが広く使われたことで、プレイヤー全体のレベルはかなり上がったと思います。これは強い実感がありますね。

だって、こちらがスボミーのワザ「むずむずかふん」を使った返しの番に、相手は当然のようにスボミーを倒さない選択をするんですよ。それがファインプレイではなく、当たり前の選択として認識されているのですから、冷静に考えるとものすごいことです。

倒せるポケモンがいるのに、あえて倒さない。その理由を、多くのプレイヤーが理解しているわけですもんね。

そうなんですよ。ただ、ナンジャモやカウンターキャッチャーは、すでにスタンダードレギュレーションでは使えなくなりました。そして、つぎはいよいよレギュレーションマーク「H」のカードが使えなくなりますよね。そこから始まる新しい環境でどんなプレイが求められるのか、いまから楽しみにしています。

06 よく行くジム

高校卒業後も変わらず群馬を活動拠点に 大学4年間も地元で勝利を目指す

よく行くジムはどこですか?

相変わらずジムバトルにはあまり参加できていませんが、トーナメントセンターバトロコ高崎駅前には年に1度、シティリーグでお世話になっています。いちばんよく行くのはバトロコミニ前橋文京店かもしれません。複数の自主大会が開催されているので、年に5~6回ほど足を運んでいます。

いまも群馬にいらっしゃるんですね。前回の取材時は高校受験の直前で、最寄りの駅前にカードショップがある高校へ進学したいと言っていましたが、無事に入学できましたか?

そんなことを言っていましたね(笑)。無事に入学して、もう卒業しちゃいました。いまは大学1年生です。ポケカを最優先にするなら、東京の大学へ進学して引っ越した方がいいのかと悩んだ時期もありました。ただ、現在の練習環境にも満足していて、しっかり勝てています。必ずしも都内に住む必要はないと思いましたし、いまの環境を手放すのも名残惜しくて。大学の4年間は群馬に残ることにしました。

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新弾直後の環境に課題

まだ自分に足りていないと感じるのはどんな能力ですか?

デッキの構築力、とくに新しい環境で正解にたどり着くまでの速さには、まだまだ伸びしろがあると思っています。2026シーズンの成績を振り返ると、それがよく表れているんです。

拡張パック「ニンジャスピナー」発売2週間後の「CL2026 大阪」は2勝3敗、約2か月後の「CL2026 愛知 May」では優勝。そして拡張パック「アビスアイ」発売2週間後の「PJCS2026」は4勝3敗と、分かりやすく大きな差が出ています。

本当ですね。ここまで差が出ると、失礼ながらすこしおもしろいです(笑)。

自分の感覚としても、発売から2か月ほど経った環境なら自信を持って大会に臨めます。一方、1か月以内だと正しい結論にたどり着けているのか不安になることも少なくないです。

早急に克服すべき課題だと思っているので世界大会が終わり次第取り組みたいのですが、1か月も経たないうちに来シーズンのチャンピオンズリーグが始まっちゃうんですよね(笑)。なんとか時間を作って改善していくつもりです。

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