友だちの家で見つけたポケカが欲しくなって、親に頼んで買ってもらいました。じつはそのすこし前に水ぼうそうににかかってしまって、そのときに両親が『ポケットモンスター サファイア』を買ってくれたんです。それでポケモンが好きになっていたので、余計に欲しくなったんだと思います。

近所にあったカードショップに買いに行ったのですが、ちょうどそこでルールティーチングをしていたので参加したのを覚えています。そのまま構築済みデッキ限定での大会もやっていて、対戦デビューもその場でしました（笑）。

あまり自分で意識したことはないですが……。思い返してみれば、相手のやりたいことをさせないように立ち回るデッキをよく使っている気がします。

ポケモンWCS2009で優勝した時は、相手のポケモンの「ポケパワー」を無効化する、パワースプレーというカードを使っていました。ほかにも、ゾロアークGXを軸にしたデッキで相手のエネルギー破壊したり、アブソルを使って相手の手札をトラッシュしたりしていますから、妨害をメインにした戦いかたが得意なんだと思います。

ひとえに、“大会で勝てるか”だけを考えます。ジュニア・シニアのころは、環境に存在する多くのデッキに対して勝率が6割程度とれるようなデッキを作るように心がけていました。完成まで時間がかかるうえにプレイの難易度は高くなりがちでしたが、ひたすら練習してカバーしていました。

以前と比べると練習時間が減ってしまいました。なので、ミスをしにくいシンプルなデッキを選択するようにしています。少ない練習量でも最高のパフォーマンスを出せるように、準備の仕方も考えるようになりました。

ポケモンWCS2010の予選最終戦です。お互いにこの試合で勝てば予選を抜けられるという重要な試合で、その相手がずっと一緒に練習してきた日本人プレイヤーだったんです。

対戦自体は僕が勝ったのですが、試合後に僕の方が泣いてしまって。応援してくれていた両親も涙を流していました。そんなとき、後ろからヨネダタクヤ選手がやってきて「これが勝負の世界だ」と声をかけてくれたんです。

あぁ、時には仲間を倒してでも前に進むのがトッププレイヤーなんだと、その言葉が心に刺さったのを覚えています。もしかしたら、僕が負けて泣いていると勘違いしたのかもしれませんが（笑）。

ちょっと昔のカードですが、ラプラスexです。僕が初めて手に入れたカードで、ポケモンカードゲームADVシリーズのミズゴロウデッキに収録されていたカードです。そもそもこのデッキを買おうと思った理由も、ひとえにラプラスexが欲しかったからです（笑）。ラプラスのイラストがとにかく可愛くて！

ひとめぼれしたのは間違いないです（笑）。それ以来ラプラスがずっと好きで、世界大会で優勝したときもラプラスのぬいぐるみを持っていきました。決勝戦では隣において、見守ってもらっていました。

ポケモンカードの練習は家ですることが多いので、ジムバトルに参加する機会はほかの方々と比べると少ないかもしれません。近所のジムにはたまに行きますが、トレーナーズリーグの大会に参加する目的で行くことがほとんどです。

ジムではないのですが、イベントオーガナイザーなどの個人が開催している自主大会にはよく参加しています。関東や中部で開催されているイベントに広く参加していますので、そういった場所でマッチングしましたら、ぜひよろしくお願いします。