僕が８歳の頃、お兄ちゃんの誕生日にポケカのボックスを買ってもらっているのを見て、楽しそうだったのでいっしょに開封をさせてもらいました。それからしばらくカードを集めて楽しんでいたのですが、カードがけっこう集まってきたのでデッキを作って家族で対戦もするようになりました。やってみたら対戦するのもめちゃくちゃ楽しくて、それからはジムバトルや大会にも出るようになりました。

（お父さん）当時はあまりよく分からないままに近所でやっていたユーザー主催の自主大会に初参加したのですが、それが結構な規模で大人も混ざって対戦するようなちゃんとした大会でして。

くろいまなざし杯っていう大会なのですが、みんなすごく強くてボコボコにされました。

（お父さん）まだデッキもまともに組めないような初心者でしたから（笑）。

その後は「いつか強くなってリベンジしてやるぞ！」と思いながらジムバトルに通って、ポケカの勉強をするようになりました。

山札を引けるポケモンと大ダメージを出せるポケモンを組み合わせて戦うのが好きです。今回の「チャンピオンズリーグ2025 福岡」で使ったドラパルトexとリザードンexのデッキは、ドロンチの特性「ていさつしれい」で山札を引きながらリザードンexがワザ「バーニングダーク」で大ダメージを出せます。また以前は特性「リファイン」のキルリアを採用したサーナイトexデッキやキュワワーの特性「はなえらび」を駆使するロストゾーンを使ったデッキも大好きで、よく使っていました。

山札をたくさん引ければそのぶんやれることが増えるので、いろいろな場面に対応できます。普段からたくさん練習して、たくさん教えてもらっているので、自信を持ってプレイをする事ができました。

デッキは基本的にお父さんと相談して何を使うか決めています。お父さんがその環境で使用率の高いデッキはひと通り作ってくれるので、それを試しながらどのデッキを使うか考えます。その段階で悩んだときは師匠にも相談することがありますが、使うデッキを決めた後の構築はお父さんとふたりで考えています。

（お父さん）ベースとなるデッキは公開されている情報をもとに私が組みますが、息子と相談して、最終的な判断は本人に任せています。

ある程度納得のいくものができたら、師匠のところへ持って行って細かいプレイングなどのアドバイスをもらうようにしています。

まだ始めたばかりだったので大会の名前まではしっかり覚えていないのですが、ロストゾーンを使うギラティナVSTARのデッキを使っていて、ミライドンexデッキとの対戦でした。もう残り時間も少ないなかで僕はまだサイドを1枚も取れていなかったのですが、ヤミラミのワザ「ロストマイン」を使ってサイドをいっきに6枚取って勝ったんです。それは本当に嬉しくていまでも覚えています。

もうひとつは「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024」です。世界大会の参加権利がかかった重要な対戦で特性「とおせんぼ」のカビゴンを軸にしたデッキとマッチングしたのですが、ちょうどその前日に師匠からカビゴンの対策を教えてもらっていたんです。おかげで何とか勝つことができて、世界大会にも出られるようになりました。

いっぱいあるんですけど、いちばんはギラティナVSTARです。ポケカを始めたばかりの頃に使っていたカードなので思い入れが強いです。見た目もかっこよくて、ワザも強くて、いちばんのお気に入りです。

マダツボミが大好きです！　すごく小さいころにお父さんからマダツボミに似ているねと言われて。最初は似てないよって言っていたのですが、だんだんマダツボミがかわいく見えてきて、いつの間にか大好きなポケモンになっていました。いまではマダツボミのぬいぐるみと毎日いっしょに寝ていますし、大会にも毎回連れて行っています。

カードショップ Lotusとトレスタ福重店、TSUTAYA AVクラブ太宰府店によく行きます。
TSUTAYAのジムバは毎回たくさん人が集まり、毎週日曜日の午前中から受付けなので朝練みたいな感じで通ってます。
そして、ジムバの後はLotusかトレスタに移動して師匠や仲間と練習をしています。

（お父さん）師匠と初めて出会ったのは、トレスタ福重店だったよね。

トレスタ福重店にCLで優勝した人がいるんだよって教えてもらって、ジムバトルが終わった後に「いっしょに練習してもらえませんか」と声をかけたんです。

（お父さん）それがきっかけで師弟関係になりまして。プレイの面で息子を指導するとなると私では力不足なので、師匠には本当に助けられているんです。指導方法もご自身の考えを押し付けるようなことはせず、息子が楽しむことを第一に考えつつ言葉選びも気を遣ってくださっていて、親としても凄く信頼できる方だと思っています。息子もすっかり懐いています（笑）。