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マツムラ リョウヤ

マツムラ リョウヤ

入賞履歴
チャンピオンズリーグ2022 愛知 オープンリーグ(エクストラレギュレーション) 優勝
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チャンピオンズリーグ2022 愛知 オープンリーグ(エクストラレギュレーション) 優勝

01 ポケカを始めたきっかけ

CL2019 千葉の配信で初めて見た プレイヤーズセレモニーが欲しくて大会へ

ポケカを始めたきっかけを教えてください。

2018年9月頃に、拡張パック「超爆インパクト」を買ったのが最初でした。当時ポケカが爆発的なブームになっていて、大学の友だちやサークルの同期もみんなやっていたので、それに乗っかって始めました。ちょうどレギュレーションが切り替わるタイミングだったのも理由のひとつですね。

本格的に対戦をするようになったのはいつ頃ですか?

CL2019 千葉で準優勝されたカワサキタカフミ選手のデッキがすごく面白くて、配信で見ていて興味を持ったんです。ルカリオ&メルメタルGXと特性「バンデットガード」のフーパを組み合わせた相手の山札切れを狙うデッキで、プレイヤーズセレモニーというスタジアムが採用されていました。初めて見るカードだったのでどうやって手に入れるのか調べてみたら、チャンピオンシップポイントを集めるともらえると分かりまして。それで本格的に公式大会を意識するようになりました。

02 得意なデッキ

じっくりと時間をかけて 相手を詰ませる戦いかたが得意

得意な戦いかたを教えてください。

ざっくり言うと、何回も番が回るデッキが好きですね。相手の山札切れを狙うデッキはもちろんですが、ポケモンのHPを回復しながら戦う耐久系のデッキや特定のポケモンからダメージを受けない特性を持っているポケモンを使うデッキなど、ゆっくりじわじわ追い詰めるような戦いかたが得意です。

比較的テンポの遅い試合において、どんなことを意識して対戦していますか?

ダメージを受けない特性を持ったポケモンで戦っているなら、相手のデッキにそれを倒せるポケモンが入り得るかどうか、入っていた場合の対処はどうするかを考えています。耐久系のデッキを使っているなら、ポケモンを回復させるカードがあと何枚残っているか、とかですね。共通しているのは、自分の負け筋を探してそれを未然に防ぐことです。相手を詰ませることに特化したデッキタイプなので、負け筋がある程度分かりやすく、それを取り除いていけば自然と勝てると思います。

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エクストラレギュレーションの方が 山札切れを狙いやすい

いまはエクストラレギュレーションをメインに対戦されているんですよね。

メインはエクストラレギュレーションですが、大会によってはスタンダードレギュレーションしかないこともあるので、その場合はスタンダードレギュレーションで出場します。

エクストラレギュレーションに力を入れるようになったのはいつからですか?

最初に触れたのは2019年の10月頃で、初めてエクストラバトルの日が開催されたタイミングです。使えるカードの種類が多いぶん相手の山札切れを起こす手段も豊富で、僕にはこっちの方が合っているなと感じましたね。

03 デッキ作りで
大事にしていること

アイディアを閃いたらすぐにトライ! 重要なのは、失敗の原因を見極めること

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。

何かアイディアを思いついたら、すぐにトレーナーズウェブサイトのデッキ構築ツールを使って組んで、試しに対戦したりひとり回しをしたりしてみます。そのとき、うまくいったならそのまま使い続けて改良していけばいいと思うのですが、うまくいかなかったときに、元のアイディアが悪いのか組みかたが悪いのかを見極めることが大事だと思っています。

見極めのポイントはどこでしょうか?

自分のやりたい動きができているかどうかです。ちゃんとデッキが回って想定通りの動きができているのに勝てないのであれば、アイディアがよくなかったと判断できます。一方で、そもそもデッキがうまく回らず理想の動きができていないなら、それ以前の問題です。まだアイディア自体がいいか悪いかの判断ができないので、構築を調整してもう1度試してみるのがいいと思います。その際、とくに1回目の番や2回目の番の動きを安定させることを重視して組んでみると、肝心のアイディア部分の評価がしやすいと思います。

04 一番思い出に残っている
大会、使用したカード

CL2019 千葉の配信で魅せられて 山札切れを狙うデッキの虜に

これまででいちばん印象に残っている大会は何ですか?

優勝したCL2022 愛知ですね。使用したのは特性「がまんのかべ」でお互いのポケモンの特性を封じられるソーナンスを軸にした、相手の山札切れを狙うデッキです。

マツムラ選手といえば山札切れを狙うデッキの愛好家として有名ですが、これは先ほども話にでたカワサキ選手の影響ですか?

山札切れを狙うデッキとは、以前に対戦したことはあったのでそういったコンセプトのデッキがあること自体は知っていました。ただ当時は妨害に特化し、ダイゴの決断などのカードを上手く使えるデッキを見るのはCL2019 千葉の配信が初めてで、とても斬新に感じました。

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マツムラ選手みたいになりたい!

マツムラ選手がCL2019 千葉でカワサキ選手に影響を受けたように、マツムラ選手に影響を受けて山札切れを狙うデッキを使ってみたくなった人も多いと思います。何かマツムラ選手からアドバイスをいただけますか?

まずは大会で結果を残したデッキを真似して使ってみるのがいちばんです。とりあえず使って対戦していれば新たな気付きがたくさんあると思うので、それをひとつひとつ覚えていきましょう。また、使っているうちに自分には合わないなと感じる部分が見つかったら、そこを自分の使いやすいように改良してみてください。それをくり返していくことで、自分なりのデッキが出来上がっていくはずです。

マツムラ選手自身もそうして経験を積んでいかれたのでしょうか。

はい。僕もカワサキ選手のデッキを真似して使っていましたが、最初は思っていた以上に勝てませんでした(笑)。それでもくり返し使っているうちに各カードの使いどころが分かるようになってきて、対戦相手のデッキによって場に出すポケモンを変えるなど、柔軟なプレイができるようになりました。デッキが手に馴染んでくると、いつの間にか考えかたもアップデートされていて、デッキのカスタマイズもスムーズにできるようになります。皆さんもぜひ、山札切れ愛好家の一員になりましょう。

05 好きなカードとその理由

ずっと愛用しているうちに ポケモンとしてもかわいく見えてきた

好きなカードを教えてください。

2枚あって、どちらも「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」シリーズのカードなんですけど、ワザ「やまかじり」のアイアントとワザ「ロストおくり」のキリンリキです。

マツムラ選手らしいカードですね(笑)。それぞれ理由も教えてください。

どちらもCL2019 千葉のカワサキ選手のデッキに入っていて、自分も真似て使っていたのですが、どちらもメインのカードではないものの局所的に重要な役割を果たすカードで。使っているうちに「こういう場面で使うのか」と気付きがあって面白かったです。ずっと使っていたので、そのうちポケモン自体に愛着が湧いてきて、かわいく見えてきたっていうのもありますね(笑)。

06 よく行くジム

以前は大宮駅周辺でジムバトルに参加 最近ではリモート対戦がメインに

よく行くジムはどこですか?

埼玉の大宮駅周辺にカードショップがいくつかあるので、それらを巡りつつジムバトルにもよく出ていました。ただちょっと前に引っ越しをしまして、いま住んでいるところは近くにジムバトルを開催しているショップがなくて……。なので最近はあまり行けてないんです。最近はリモート対戦がメインになっています。

リモート対戦はおもにどなたとやられるんですか?

引っ越し前に通っていたショップで知り合った人たちとやったり、大学時代の友だちやサークルのツテで対戦したりもしています。

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対戦相手のトラッシュに注目!?

今後は配信卓でマツムラ選手を見る機会も増えるかと思いますが、山札切れを狙うデッキの対戦はどのような点に注目するべきでしょうか?

もしかしたら、僕自身のプレイよりも対戦相手側のプレイに注目してみた方が分かりやすいかもしれません。とくに、山札切れを狙うデッキは相手の攻撃できないポケモンをバトル場に呼び出して逃げられなくすることで時間を稼ぐことが多いので、相手側からするとポケモンいれかえのようなカードが対策として重要になります。

エクストラレギュレーションの環境だと、かるいしやグズマなどもそうでしょうか。

そうですね。一般的なデッキだと、相手のポケモンを倒してサイドを取ることで勝ちに近づいていくと思いますが、山札切れを狙うデッキはポケモンいれかえのような重要なカードがトラッシュされていくことで勝ちに近づきます。それがいま何枚トラッシュされているのか、デッキにはあと何枚残っているのかを考えながら見ると、より楽しんでもらえるかと思います。

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