セキザワ マコト
- 入賞履歴
- チャンピオンズリーグ2022 横浜 ジュニアリーグ 優勝
- チャンピオンズリーグ2022 愛知 ジュニアリーグ BEST16
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01
ポケカを始めたきっかけ
映画のお土産にポケモンカード! 初対戦ではゲッコウガBREAKに惨敗
- ポケカを始めたきっかけを教えてください。
2017年に映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』を観に行ったとき、映画館の売店で売っていた拡張パックを欲しがったのが最初です。でも、お父さんに「拡張パックだけじゃ対戦できないよ」と言われて、帰りに別のお店で構築済みデッキを買ってもらいました。
- 映画がきっかけというのは珍しいですね。その頃の出来事で何か印象に残っていることはありますか?
ポケモンセンタースカイツリータウンでやっていた「ジムバッジゲットバトル」というイベントに参加して、店員さんが対戦相手をしてくれたのを覚えています。僕は最初に買ってもらった構築済みデッキにちょっと買い足したカードを加えたくらいのデッキだったのですが、店員さんはゲッコウガBREAKとか当時かなり強かったカードを使っていて、ぜんぜん歯が立たずボコボコにされました。
- 店員さん容赦ない! 負けて嫌になったりはしませんでしたか?
ちょっと悔しかったけど、こんなに強いカードがあるんだと思ってワクワクしました。自分でも使ってみようと思って、その後すぐにカードショップでゲッコウガBREAKを買ってデッキを組みました。
02
得意なデッキ
相手の行動を先読みして妨害しつつ 自分は安定して行動する堅実な指し手
- 得意な戦いかたを教えてください。
「中打点」と言われているような、相手のポケモンを2回の攻撃で倒していくようなポケモンを使って、相手の動きを読みながらそれを妨害するような戦いかたが得意です。一撃で相手を倒せるような高いダメージを出せるポケモンは、強力なぶんワザを使うための準備がたいへんで、準備中に倒されてしまうこともあります。逆にどう準備するのかが読めれば、それを邪魔することで勝ちやすくなります。
- 優勝したCL2022 横浜で使用されていたアルセウスVSTARのデッキも、まさにその系統のデッキタイプですね。
相手がつぎにどんなことをしたいのか、だんだん分かるようになってきていて、練習の成果が出ているなと感じます。アルセウスVSTARは攻撃しながらベンチのポケモンにエネルギーをつけることができて、つぎの準備もスムーズに行えます。相手の動きは制限しながら、自分は安定して動き続けられるのが強みだと思っています。
一分の隙もない堅実なプレイに注目
- お父さんから見て、セキザワ選手のプレイにはどんな特徴があると思いますか?
(お父さん)何かひとつ目立った特徴があるわけではないのですが、全体的にとても丁寧なプレイを心がけているプレイヤーだと思っています。本人の話していたように相手の行動を読むことが得意で、序盤から中盤にかけて相手のやりたいことをひとつひとつ潰しながら差を広げていきます。そして終盤も油断せず、相手の逆転に繋がる道をまたひとつひとつふさいでいく。そうして1度つけた有利を守り切って、きちんと勝ち切れるプレイヤーだと思います。
03
デッキ作りで
大事にしていること
ゼクロムHR争奪戦での大失敗から 現在の強さを支える大事な教訓を得た
- デッキ作りで大事にしていることを教えてください。
実際に対戦したときの流れを想定して、エネルギーの枚数やボール系のカードの枚数を調整しています。対戦中にどのポケモンを何回使うかを考えて、合計で何枚のエネルギーが必要なのか計算します。ボール系のカードも同じように、場に持ってきたいポケモンの数を考えて、そこから必要な枚数を導き出しています。
- かなり論理的に考えて作られているんですね。
まだちゃんとデッキ作りをしたことがない初心者の頃にゼクロムHR争奪戦に参加したことがあるのですが、そのときにポケモンのタイプが5種類も混ざっためちゃくちゃなデッキを作ってしまって(笑)。当然、必要なエネルギーがぜんぜんつけられなくて負けちゃったのですが、対戦相手のお兄さんが「自分が使うポケモンに必要なエネルギーが合計で何枚になるかを考えてデッキを組むんだよ」って教えてくれたんです。
- そのお兄さんが教えてくれたことをいまも大事にしているんですね。
はい。そのアドバイスのおかげで、後にもう1度参加したゼクロムHR争奪戦ではちゃんと戦えるデッキを組むことができました。肝心の対戦では、山札と手札が合わせて5枚の状態でジャッジマンを使ってしまって自分の山札が切れるという自爆のような負けかたをしたのですが(笑)。
04
一番思い出に残っている
大会、使用したカード
得意ではなかった戦法を克服して優勝 自身の成長を実感できたシティリーグ
- これまででいちばん印象に残っている大会は何ですか?
2021年のシティリーグで初めて優勝したときのことが印象に残っています。その時使っていたのは「モミインテレオン」と呼ばれる、「れんげき」のインテレオンVMAXと進化ポケモンのHPを全回復できるサポートのモミを組み合わせたデッキです。
- そのデッキを選択したのはどんな理由からだったのでしょうか?
ちょうどその頃に回復をうまく使った戦いかたが分かるようになってきていて、試しに使ってみたときにもしっくりきたのでチャレンジしました。CL2021 横浜ではルカリオ&メルメタルGXのデッキを使ったことがあって、回復手段こそなかったものの耐久系のデッキには慣れていたことも大きかったと思います。
ジュニアリーグNO.1の「すばやさ」!?
- ポケカ以外に得意なことはありますか?
小学校のマラソン大会で3年連続で1位だったり、リレーの選手にも選ばれたりしていて、走ることはけっこう得意です。
- 短距離も長距離も速いのはすごいですね! スポーツは何かやっているんですか?
とくにやっていないです。1度野球は練習の見学に行ったことがあるのですが、ボールを投げるのはちょっと苦手でした。捕るのはできたんですけど。
- 普段練習しているわけでもなく、足の速さは天性のものなんですね。俊足がウリのポケカプレイヤーは貴重な存在かもしれません!
05
好きなカードとその理由
拡張パックから初めて当たったポケモンGX GXマーカーとしても愛用した1枚
- 好きなカードを教えてください。
ホウオウGXです。自分で買った拡張パックから初めて当たったポケモンGXがホウオウGXだったので、とても愛着があります。当時はバクガメスといっしょにほのおタイプのデッキを組んで使っていました。ホウオウGXをデッキに入れていないときは、GXマーカーの代わりにして使っていたくらい、思い出深いカードです。
- ポケカを始めるきっかけになったという『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』にも出てくるポケモンですし、何か特別な縁を感じてしまいますね。
いまの「ポケモンカードゲーム ソード&シールド」シリーズだと、ホウオウは「25th ANNIVERSARY COLLECTION」に収録されている1枚しかないですし、そのホウオウもあまり使われていないカードなのでちょっと残念です。今後、ホウオウの強力なカードが出るのを楽しみにしています。
06
よく行くジム
子どもに優しいと噂の店舗 売り物のカードを貸し出してくれたことも
- よく行くジムはどこですか?
チェルモ秋葉原店が昔からいちばん多く通っているお店で、いまでもよく行っています。お店の方たちには当時からよくしてもらっていますし、安心して通えるお店です。
- 印象に残っているできごとはありますか?
ちょうど「ポケモンカードゲームXY」「XY BREAK」シリーズから「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」シリーズに切り替わる頃にチェルモ秋葉原店で開催された大会に参加したのですが、もう使えなくなったカードをデッキに入れたままにしてしまっていて。それに気づいてどうしようかと思っていたら、店員さんがカードを陳列棚から出して渡してくれたんです。そのカードを使わせてもらって、無事に対戦することができました。
- その場で渡してくれるなんて、器が大きいですね。
大会後にはカードを返却するだけで「買ってください」とは言われませんでした(笑)。いまいっしょに練習しているメンバーとの出会いもチェルモ秋葉原店でしたし、いろいろな意味でお世話になっているお店です。
同じ夢を持つ仲間たちの存在が重要
- チャンピオンズリーグで優勝するまでに強くなれた要因は何だと思いますか?
去年から、チェルモ秋葉原店などで知り合った親子プレイヤーたちでチームを作って練習するようになったのですが、そのおかげで成長しているという実感があります。大会前になると、お父さんたちがその時強いと言われているデッキを何種類か用意して、僕たちは大会で使う予定のデッキを使ってどんどん対戦する形で特訓をしています。
- やはり同じ目的を持つ仲間と切磋琢磨し合える環境は大きな力になるのですね。
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