• レギュレーション
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オキタ ユウヤ

オキタ ユウヤ

入賞履歴
ポケモンワールドチャンピオンシップス2025 ジュニアディビジョン 優勝
入賞履歴
ポケモンワールドチャンピオンシップス2025 ジュニアディビジョン 優勝

01 ポケカを始めたきっかけ

初参加のチャンピオンズリーグで いきなり世界大会権利を獲得!

ポケカを始めたきっかけを教えてください。

お兄ちゃんの友だちに誘われて、小学校2年生の頃に始めました。最初は家でお兄ちゃんと遊んでいましたが、その友だちに教えてもらって参加したジムバトルで初めて本格的な対戦を経験して、どんどんハマっていきました。それから2年くらい毎週ジムバトルに通っていたのですが、シティリーグやチャンピオンズリーグについては知らなくて。2025シリーズに入った頃にジムバトルで仲良くなった人たちに「大型大会にも出てみたら?」と言ってもらったのをきっかけに、「チャンピオンズリーグ2025 東京」で初めて大型大会に出場しました。

大会の結果はどうでしたか?

TOP4に残って、世界大会の権利を獲得できました。でも対戦中はどこまで勝ち進めば権利がもらえるとか全然分かっていなくて、逆に緊張しなかったのがよかったのかもしれません。

(お母さん)初めてのチャンピオンズリーグでしたし、1勝だけでもできたらいいねと言いながら参加したので本当に驚きました。

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兄弟いっしょに世界を目指して切磋琢磨

初めてのチャンピオンズリーグでTOP4、そしてその年のポケモンワールドチャンピオンシップスで優勝。大変華々しいデビューシーズンになりましたね。

自分でもビックリです。

(お母さん)ユウヤが世界大会の権利を獲得したとき「お兄ちゃんも付き添いで一緒に行けるね」と話していたのですが、つぎの「チャンピオンズリーグ2025 大阪」で今度は兄が権利を取って、2人とも選手として参加できるようになったんです。

ええ!? 信じられないくらいのトントン拍子……凄すぎます。早いうちから世界大会に向けた練習を兄弟でできるようになったことも優勝の要因として大きかったのかもしれませんね。兄弟仲はいいですか?

うーん、めちゃくちゃ喧嘩はするけど、仲はいいです。家で対戦するときに「1試合だけやろう」って言うんですけど、負けた側が「やっぱりもう1回!」って言いだして。お互い1勝1敗になったら「3試合目で決着着けよう!」ってなって結局何試合もやっています。

02 得意なデッキ

世界大会優勝の相棒・ タケルライコexを筆頭に 攻め一辺倒ではない柔軟な戦いかたが好み

得意な戦いかたを教えてください。

タケルライコexのように、序盤からどんどん攻めるタイプの戦いかたが得意です。逆に、サーナイトexやドラパルトexのようなゆっくりと盤面を作ってから攻めに転じるような戦いかたは苦手意識があります。

世界大会でもタケルライコexのデッキを使われていました。長く使い続けられているデッキなのでしょうか?

はい。「CL2025 東京」ではサーナイトexのデッキを使っていましたが、レギュレーションが変更されてからはずっとタケルライコexのデッキを使い続けています。序盤から攻めていくデッキでありながら、ナンジャモを絡めて後半に逆転する動きも取れる柔軟さも気に入っています。

03 デッキ作りで
大事にしていること

環境が定まるシーズン終盤を狙って情報収集 兄との実戦練習も踏まえてカスタマイズ

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。

シティリーグで優勝したデッキレシピを参考にカスタマイズするのですが、なるべくそのシーズンの最後の方に開催された大会の結果を見るようにしています。自分自身はシーズン前半に出ることもありますが、なるべく後半の方が環境が固まって、クオリティの高いレシピになっていると思うので。

なるほど。理にかなった分析だと感じます。そうした情報収集はすべてご自身でされているんですか?

はい、自分でやっています。その後にお兄ちゃんにも相談したり、実際に対戦相手になってもらったりしながらデッキの調整をしていきます。ただ、お兄ちゃんはタケルライコexのデッキを使い込んでいるわけではないので、意見は参考にしますが、最後は自分の考えを優先させています。

04 一番思い出に残っている
大会、使用したカード

世界大会開始直後にトラブル発生 強烈な腹痛に襲われ棄権の危機!?

いちばん印象に残っている大会は何ですか?

「ポケモンワールドチャンピオンシップス2025」(以下、「ポケモンWCS2025」)です。優勝できたこともそうですが、じつはDAY1の1回戦でものすごくお腹が痛くなって大ピンチだったんです。投了するか迷うほどでしたが、治ってから後悔するだろうなと思ってなんとか耐えていました。

(お母さん)泣くほど痛かったみたいで、試合が終わってすぐに急いでホテルへ薬を取りに戻りました。棄権させるべきかすごく悩みましたが、なんとか2試合目までのあいだに治まってよかったです。

優勝までの道のりにそんな試練があったとは……。親御さんとしては、判断が悩ましいところですよね。もちろん体調優先というのはありつつも、ここまで来て棄権させるのもそれはそれで酷ですし。回復されて本当によかったですね。

結局、1戦目は何とか勝てたのですが、2戦目は腹痛を引きずって心が弱気になってしまって……。DAY2進出を目標にしていたので戦績の面でもピンチでしたが、いっしょに参加していた仲間たちの応援と励ましのおかげで3戦目からは何とか切り替えて戦うことができました。

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特設会場での決勝戦に圧倒され緊張

決勝戦はポケモンWCSの歴史上初めてのアリーナ開催でした。あのステージで戦ってみて、どうでしたか?

じつは当日になるまであそこで対戦することを知らなかったので、すごくビックリしました。実際に会場に行ってみるとめちゃくちゃ広くて360度ぐるっと観客席があって、圧倒されました。いざ対戦が始まってからもすごく緊張してプレイミスもいっぱいしてしまって……。ヘッドホンで周りの音はほとんど聞こえなくなっているのですが、ミスしたタイミングで少しだけ会場がざわっとするのを感じて「もうだめかも……」って思いながらやっていました。

(お母さん)私は詳しくないのであまりよく分かっていませんでしたが、隣で解説してくれていたお兄ちゃんはミスに気付いて心配そうにしていました。最後、優勝が決まった瞬間は私たちもいっしょに大喜びでした。

05 好きなカードとその理由

世界大会にはゾロアのぬいぐるみとともに 自身のプレイヤー名にも使うくらい大好き!

好きなカードを教えてください。

ナンジャモです。もし序盤にまったく思い通りにプレイできず、サイドの残り枚数が6対1とかになってしまっても、ナンジャモさえあれば逆転の可能性があります。ポケモンで言うと、タケルライコex……と言いたいところなのですが、やっぱりスピンロトムにします。特性の「ファンコール」にいつも支えてもらっていますし、タケルライコexデッキの要だと思います。

好きなポケモンも教えてください。

ゾロアです。ポケモンカードゲーム プレイヤーズクラブの登録名を「ゾロア」にしていて、世界大会にもゾロアのぬいぐるみを持って行きました。もともとはお兄ちゃんがゲッコウガが大好きだった影響でゲッコウガ&ゾロアークGXというカードに出会い、ゾロアークにひとめぼれしたんです。なので最初はゾロアークが好きだったのですが、いつからか進化前のゾロアの方に愛着がわくようになっていました。

06 よく行くジム

本屋の一角に48席の対戦スペース ジュニア世界一とシニア世界3位が通う店

よく行くジムはどこですか?

カードボックス ときわ書房ニューコースト新浦安店です。初めてジムバトルに参加したときからずっと通っているお店で、いまも毎週日曜日にジムバトルに参加しています。ジムバトルが終わった後も、仲間たちと一緒にフリー対戦をやっていることが多いです。世界大会後に行った際は、優勝のお祝いで店長さんから拡張パックのボックスをプレゼントしてもらいました。

地元の温かみが感じられていいですね(笑)。ほかに、優勝の反響は何かありましたか?

学校の始業式で全校生徒の前で表彰してもらいました。

(お母さん)もともと担任の先生には世界大会に出ることは伝えていたので、優勝の報告を電話でさせていただいたところ、賞状の用意をしていただいたみたいです。みんなにお祝いしてもらえてよかったよね。

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シニア世界3位ニシハシリク選手との絆

普段一緒に練習する仲間たちとはどこで知り合ったのですか?

チャンピオンズリーグやポケモンジャパンチャンピオンシップスなどの大会を通じて仲良くなりました。なかでも「ポケモンWCS2025」のシニアディビジョンで3位に入賞したニシハシ リク選手とは、ポケカを始めたばかりの頃にジムバトルで出会ってからずっと仲良しなんです。「チャンピオンズリーグに出てみない?」と最初に言ってくれたのもリクくんでした。世界大会に出られたのも、優勝できたのも、リクくんがいてくれたからだと思っています。

(お母さん)リクくんはポケモンWCSに3年連続で出場しているので、世界大会の先輩としても心強かったです。現地でもいっしょに行動させてもらっていました。

大会前もずっといっしょに練習していましたし、当日はおなじタケルライコexのデッキを使って、2人とも入賞できたのですごく嬉しかったです。

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