サダヒロシュント選手（以下、サダヒロ選手）　幼稚園の年長くらいの時に、知り合いの子に誘われて遊んだのがきっかけです。その時はボロボロに負けたのですが、すぐにお父さんにお願いして買ってもらいました。

ポケモンカードゲームBWの構築済みハーフデッキで、「サザンドラデッキ30」と「ガブリアスデッキ30」だったと思います。池袋の家電量販店で買ってもらった後、ファミリーレストランに行って家族でご飯を食べたんですけど、家に帰るまで待ちきれなくて（笑）。料理が来る前に開けて、その場でお父さんと遊んじゃいました。

エネルギーをたくさんつけて、大ダメージを出して相手のポケモンを1撃で倒すデッキが得意です。ポケモンWCSで使ったダークライEXの「あくのはどう」や、ポケモンカードゲームBWの頃に流行ったケルディオEXの「しんぴのつるぎ」のように、ついているエネルギーの数だけダメージが増えるワザが好きなんです。

戦いかたとしては真逆かもしれませんが、細かいダメージ計算をしながら戦うのも得意です。というのも「ポケカが強くなるよ」とお父さんに言われて、小学校6年間そろばんを習っていたんです。ゲッコウガBREAKのデッキでも何回か入賞したことがあるのですが、対戦中はエアそろばんを弾いて計算していました（笑）。

まずはウェブで紹介されているデッキを10個くらい作ってみます。それを実際に使ってみて、気に入ったデッキを3個くらいに絞ってさらに使い続けてみます。そのうちにデッキに追加したいカードが出てくるので、調整しながら入れ替えます。

デッキはお父さんが作ってくれることもあります。でも、お父さんは強いと思ったけど使ってみるとそうでもないことも……。そんな時は僕が使ってみた感想を報告すると、それをもとにデッキを改良してくれます。お父さんいわく、“レーサーとメカニックの関係”だそうです（笑）。

やっぱり、チャンピオンになったポケモンWCS2016の決勝戦です。対戦相手のウシロサコリク選手はポケカ仲間の中でもいちばん古くからの付き合いなので、なおさら強く印象に残っています。

はい。いつも一緒に参加しているジムバトルのような感じで、緊張せずに楽しくプレイできたと思います。勝った瞬間はただただ嬉しいという気持ちで胸がいっぱいになって、世界一になったんだという実感はまだありませんでした。

ダークライEXです。ポケモンWCS2016で優勝した時にはポケモンカードゲームXYのダークライEXを、その2年前に開催されたバトルフェスタ2014で1位になった時はポケモンカードゲームBWのダークライEXが入ったデッキを使っていました。

はい。悪タイプのデッキでなら勝てるという自信があったので、デッキを選ぶ時はついついあくタイプを優先しがちでした。とくにダークライEXはどのデッキでも主軸になれるので、頼れる相棒のようなカードだったんです。

メディアパーク十条駅前店というお店にずっと通っていて、ウシロサコリク選手ともここで知り合いました。残念ながらそのお店は閉店してしまって、それからはいろいろなところに足を運ぶようになりましたが、ちょうど1年後くらいにメディアパーク川口ができたので、今度はここに通うようになりました。

ほかには、越谷レイクタウンの中にあるファイヤーボールというお店にもよく行っていました。そこのショップ大会で勝つと、トロフィーを持って記念撮影をさせてもらえるんです。トロフィーを持って帰ることはさすがにできないのですが（笑）、写真を撮れるだけでも嬉しい気分になれます。