コバヤシ ハルト
- 入賞履歴
- ポケモンワールドチャンピオンシップス2014 ジュニアディビジョン 世界チャンピオン
- 入賞履歴
- ポケモンワールドチャンピオンシップス2014 ジュニアディビジョン 世界チャンピオン
01
ポケカを始めたきっかけ
ポケカでいちばんになりたい! イタガキシュウト選手のすがたに触発されて
- ポケカを始めたきっかけを教えてください。
コバヤシハルト選手(以下、コバヤシ選手) 小学1年生の時、親戚の人からクリスマスプレゼントとしてもらったんです。ドダイトス、ゴウカザル、エンペルトの構築済みデッキが入った「エントリーパック」でした。
- 大会で勝ちたいと思いだしたのはいつからですか?
小学2年生になった頃だと思います。お母さんから、「何かでいちばんになってみたら」と言われて、ポケカで目指すことにしました。それから日本一決定戦や世界大会のことを知るのですが、その年にちょうどイタガキシュウト選手が世界一になったんです。その姿を見て、僕も同じ場所に立ちたいと思いました。
学校では何部に入っている?
小学校ではサッカー、中学校ではバドミントン、高校生のいまは将棋部に入っています。選ぶ基準は、土日に休めるかどうかです。ポケカの大会が最優先なので。いまは将棋の囲いを覚えているところですが、難しいです……。ポケカなら1手1手スムーズに考えられるのに、将棋だとなぜかうまくいかないんです。単純にモチベーションの差があるだけかもしれませんが(笑)。将棋の練習をするならポケカをしようとなってしまいますし。
02
得意なデッキ
臨機応変にゲームプランを変更するため あらかじめ複数のプランを用意しておく
- 得意な戦いかたを教えてください。
カードの引きがいいときと悪いときで、プランをふたつ用意するようにしています。ジュニアの頃は引きがいいときのことしか考えていませんでしたが、シニアに上がってからは冷静なプレイができるようになりました。
- 具体的に、どのようなプランを用意するのですか?
簡単に言えば、引きがいいときはグズマなどを積極的に使ってサイドを早めに取っていき、逆に悪いときはキーカードを温存しつつサイドはあえて相手が先に取るように調整します。そして終盤にリセットスタンプを使って逆転を狙うイメージです。こちらは選択肢を豊富に残しつつ、相手の選択肢を奪うことを意識しています。
03
デッキ作りで
大事にしていること
実際に使ってみないと分からない デッキ作りは試行錯誤の繰り返し
- デッキを作るときに大事にしていることは何ですか?
まずは最低限必要なカードを50枚くらい決めてから、そこに使えそうなカードを足していくのが一般的な作りかただと思います。僕はその逆で、先に使えそうなカードを70枚くらい選んでから不要な10枚を決めます。
- 不要なカードはどうやって判断しますか?
そこは感覚的な部分が大きいのですが、やはり実際に使ってみなければ分かりませんから、ひたすら試行錯誤します。その時の環境によって大きく左右されるので、情報収集も大事です。とくに僕は北海道に住んでいるので、本州の環境調査が必須なんです。友だちに聞いたり、Twitterで確認したりすることが多いですね。
アイディアはどんなときに湧いてくる?
ある時、突然降りてくるような感覚です。その思い付きを大事にしたいので、当日の朝になって突然閃いてデッキを少し変えたこともあります。マッシブーンGXとルガルガンGXのデッキが流行った時、そこにゾロアークGXを入れたのも、突然閃いたアイディアでした。後にこのタイプのデッキが流行するのですが、その走りだったと思います。既存のデッキを新しいものに変えるのが得意なんだと思います。
04
一番思い出に残っている
大会、使用したカード
夢にまで見るほどショックだった 勝ち筋の1手を見逃しての敗北
- いままででいちばん印象に残っている試合は何ですか?
2018年のポケモンジャパンチャンピオンシップスでのとある試合はあまりにもショックで、いまでも夢に見ます。相手はデッキがうまく回っていないのに対して、僕は調子よく進められていました。でも、途中でいわゆる“勝ち確定”の一手を見逃してしまい、その次の番に負けてしまったんです。
- 夢にまで見るほどだったんですね……。
その試合で勝っていれば、ポケモンWCSに行けたかもしれなかったので余計にショックでした。シニア最後の年でしたし、何より相手が使っていたジュナイパーGXのデッキは、その年に僕も使っていたデッキで弱点も動きも分かっていたはずだったんです。本当に後悔してもしきれません。
05
好きなカードとその理由
初めて参加した自主大会で 世界一のデッキを使う小学1年生に 周囲も絶賛
- 好きなカードは何ですか?
ガブリアスC LV.Xです。初めて自主大会に参加したときのデッキが、ガブリアスレントラー(通称:ガブレン)デッキだったんです。ちょうど本格的にポケカをやりだした頃だったのもあって、いちばん印象に残っています。
- ポケモンWCS2010でコマツダ選手が優勝した時に使っていたデッキですね。
はい。当時はポケモンWCSのこともコマツダ選手のことも知らなかったのですが、周りの強いお兄さんたちがみんな使っていて、デッキを見せてくれていました。それを参考にさせてもらって自分でも作ったのですが、「小学1年生でガブレンを回すなんて偉いね」とよく褒められました(笑)。
06
よく行くジム
札幌のポケモンカードジムのほか 自主大会にも第1回から通い続ける常連
- よく行くジムはどこですか?
バトロコ札幌狸小路やカードラボ札幌店によく行きます。行くときはだいたい練習仲間に声をかけて集まるのですが、同世代はほとんどいなくてみんな大学生とかで歳は離れています。
- どこで知り合った人たちなんですか?
ジムのほかにイベントオーガナイザーが開いている公認自主イベントにもよく参加しているので、そこで知り合うことが多いです。とくにメガアローゼン杯という自主大会はもう100回以上開催されていますが、第1回から参加しているんです。先ほど話に出た、小学1年生で初めて参加した大会というのがこの大会で、当時の運営スタッフのお兄さんたちにはポケカについてたくさん教えてもらっていました。
同じリーグのプレイヤーを
チェックしよう!