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"もっと"限界まで語りつくす! My Favoriteポケカ 山口恵梨子女流二段

連載企画「"もっと"限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ」では、あの有名人やポケカ四天王など様々な人たちから話を聞いて、「My Favoriteポケカ」、すなわち「ポケモンカードゲームの中で気に入っているカード」を、回ごとにテーマを設けながら紹介してもらいます。


今回はドラゴンポケモンの「My Favoriteポケカ」というテーマで、山口恵梨子女流二段にお話しをお伺いしました!



山口恵梨子さん
山口恵梨子女流二段
日本将棋連盟所属の女流棋士。小学1年生のときに父親の影響で将棋をはじめる。堀口弘治七段門下で2008年にプロ入り。激しい攻め将棋の棋風から「攻める大和撫子」の異名を持つ。ポケモンおよびポケモンカードの公式番組やイベントには数々出演し、将棋棋士ポケカ部では副部長を務めている。愛称は「エリリン」

――どうぞよろしくお願いします。


将棋の女流棋士の山口恵梨子です。よろしくお願いします。


――棋士としてご活躍中の山口女流二段ですが、ポケモンカードとの出会いはどういったものだったのでしょうか。


「第3回 ポケモン竜王戦」ゲーム部門に選手として出場し、それがきっかけで興味を持ち、2017年冬に初めてポケモンカードを触りました。2018年1月からは、自分でも拡張パックを買いデッキを作って遊ぶようになりました。同年6月の「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018」に遊びに行った際、その様子が将棋のアマチュア大会と似ていて親しみを感じ、大型大会やジムバトルにも参加するようになりました。


――さまざまなイベントに参加されながら、徐々にハマっていったのですね。さて今日は、ドラゴンポケモンの「My Favoriteポケカ」をお伺いしたいと思います。


ドラゴンタイプで思い出深い、お気に入りのカードはレックウザGXです。


レックウザGX

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ゲーム『ポケットモンスター ルビー・サファイア』にはたくさん遊んだ思い出があって、お気に入りのポケモンであるレックウザが、ポケモン GXとしてカードになったことが嬉しかったのを覚えています。
しばらくドラゴンタイプのカードが出ていなくて寂しかったんですけど、拡張パック「摩天パーフェクト」「蒼空ストリーム」で登場するということで、このカードを思い出すきっかけになりました。


――元々レックウザがお気に入りのポケモンだったのですね。レックウザGXはよく使われていたのでしょうか。


はい、スタンダードレギュレーションで使うことができた当時から、第2期ポケカ四天王としてもご活躍されていたヨネダタクヤ選手のデッキを参考にさせてもらっていました。「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018」では、ヨネダ選手がレックウザGXを使って優勝されているのも会場で見ていました。そこから、デッキを真似させてもらって使い込んでいたのを覚えています。今はエクストラレギュレーションでの使用がメインになると思いますが、当時を思い出しながら、今ならどう使えるかなと考えてみました。


――当時からとても強力なポケモンでしたが、山口女流二段はレックウザGXのどういったところに注目されるでしょうか。


レックウザGXは、「とにかくエネルギーをポケモンにいっぱいつけて、強力なワザを使って勝つ!」というやりたいことがわかりやすいカードなので、ちょうどポケモンカードを始めたばかりの自分には扱いやすかったことを覚えています。

たしか、当時流行っていたのはゾロアークGXマッシブーンGXのデッキだったので、HPが190~210あるポケモンをワザ1発できぜつさせられる点が、使っていて爽快感がありましたね。 今は、TAG TEAM GXなどHPが高いポケモンが増えてきましたが、それでもまだカプ・テテフGXクロバットVを倒すには十分なので、戦えるんじゃないかなと思います。


――ダメージの大きいワザ「ドラゴンブレイク」は、やはり今でも強いですね。


レックウザGXのワザはとってもシンプルなのですが、特性やGXワザによって意外と器用に動けるのも、使い勝手が良いと感じます。特性「しっぷうどとう」で自身にエネルギーを加速できて、GXワザ「テンペストGX」で手札をリフレッシュできるというように、複数の役割を1枚で完結できるカードです。それって、いろんな所に利きを効かせられる将棋の飛車みたいで強いと思いませんか?


――棋士である山口女流二段ならではの観点です......!


ゲーム後半でお互い膠着した状態から、「レックウザGXさえ引けたら動き出せる」みたいな状況があるじゃないですか。レックウザGXはハイパーボールミステリートレジャーから持ってこられるので、当たりが多いのも心強いです。
あと、後攻であっても強い動きをとることができるので、じゃんけんに負けてもちょっと安心感があったりします。


――どんな状況からでも活躍の目があるのは、嬉しいところですね。


レックウザGXの特性「テンペストGX」やピーピーマックスのような、勝負に運が絡むカードが実は好きだったりします。
もちろんプレイング次第で当たりの可能性を大きくすることができますが、運良くデッキの回りが上振れたときの爆発力は、レックウザGXデッキの魅力の一つだと思います。
先攻1回目の番から、ガンガンデッキを回して相手に圧をかけていく瞬間が良いですね。

カードのイラストとしては、ドラゴンタイプの黄色、レックウザの緑色、背景の青色の3色のバランスが、とっても綺麗で感動したのを覚えています。
ワザ「ドラゴンブレイク」のエネルギーの色も、草タイプの緑色と雷タイプの黄色で、イラストの印象と揃っていることも、私の中ではポイント高かったです。
こういう背景のイラストのポケモンカードってなかなか無いと思うので、SRのカードよりもRRのカードの方がお気に入りです。


――イラストもよくて、カードとしても強い、そんなレックウザGXが、どんなデッキで活躍できるのか、ご紹介いただけますでしょうか。


こちらです。




レックウザGXにとにかく山札からエネルギーをたくさんつける、また、レックウザ GXが倒された後も、トラッシュからエネルギーをつけなおして息切れしないようなデッキになっています。

後攻1回目の番の動きとして、レックウザGXのGXワザ「テンペストGX」以外に、ゼラオラGXのGXワザ「フルボルテージGX」を使う選択肢もあって、守りと攻めの2種類の動きが選べるのが便利です。

1匹目のレックウザGXが倒された後も、カプ・コケコプリズムスターホウオウEXでエネルギーを場に戻しながら、 レックウザGXのワザ「ドラゴンブレイク」のダメージを維持しつつ戦っていけます。


――ワザ「ドラゴンブレイク」を効率的に使っていけるよう、デッキが組まれているのですね。


ピーピーマックスを採用しており、特性だけでなくグッズでもエネルギーを加速させることができるので、相手がこちらのグッズを使えなくする「グッズロック」や、特性を使えなくする「特性ロック」の戦法を使ってきたとしても、その片方だけでは止まりにくいんじゃないかなと思います。

当時使っていたデッキにパソコン通信を加えただけですし、エクストラレギュレーションの環境ではレックウザGXをあまり見かけないので、正直、強いかどうかはわからないです。ただ、こんな感じで気軽に当時を思い出せるようなデッキで遊ぶのもアリなんじゃないかなと思います。


――昔好きだったデッキをそのまま使って遊ぶのが、エクストラレギュレーションならではの楽しみ方の一つではあると思います。山口女流二段、「My Favoriteポケカ」とデッキのご紹介ありがとうございました!


――最後に、ポケモンカードゲームにまつわる思い出や、今後やってみたいことなどがありましたらお聞かせください。


思い出深いのは、「チャンピオンズリーグ2019 新潟」と「チャンピオンズリーグ2019 京都」に遠征して、大会に参加したことです。将棋のお仕事での遠征はよくあるんですが、ポケモンカードの大会に出場するためにいろんな地方に行く、またそこで勝つために必死でデッキを作って練習するのは、とても新鮮でした。

ジムバトルや大型大会で、子どもから大人まで集まって対戦している雰囲気が、子ども時代に通っていた将棋道場や将棋の大会の様子と似ていて、懐かしいなぁと思いながら遊んでます。今は女流プロ棋士なので将棋のアマ大会に出ることはできないのですが、ポケモンカードの大会に参加することで昔の気持ちを思い出せたりします。最近はあまり行けていないのですが、また練習して参加したいと思います。

今後やってみたいこととしては、将棋界でポケカプレイヤーが結構増えていて、ルールを知っていてポケカを楽しく遊べる人が棋士、女流棋士合わせて十数人いるので、皆で大会やジムバトルに参加できたらいいなぁ、と思っています。将棋連盟ポケカ部の副部長として、本業の将棋をがんばりつつ将棋界にポケカの輪をどんどん広げていきたいです。


――山口女流二段、ありがとうございました!

 

香川愛生女流四段のインタビューが、本日更新で同時掲載されています。合わせてご覧ください。

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