• レギュレーション
  • レギュレーション

限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ ~第14回 コマツダユウタ選手~

毎週水曜日14時に更新! 連載企画「限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ」では、ポケカをプレイしているあの有名人やポケカ四天王など様々な人たちから話を聞いて、「My Favoriteポケカ」、すなわち「ポケモンカードゲームの中で気に入っているカード」を、好評発売中の新商品から1枚紹介してもらいます。


第14回は、コマツダユウタ選手にお話しをお伺いします。


コマツダユウタ選手
プロフィール
ポケモンワールドチャンピオンシップス2010 カードゲーム部門 マスターディビジョン 世界チャンピオン。相手との差を少しずつ広げていき、接戦に持ち込む戦いかたを好む。サイクリングが趣味で、ロードバイクを購入する際も、見た目が「ダートじてんしゃ」っぽいものをつい選んでしまったという。

―――こんにちは。


こんにちは。今日はよろしくお願いします。



―――どうぞよろしくお願いいたします。では早速ですが、自己紹介をお願いします。


「ポケモンワールドチャンピオンシップス2010」マスターディビジョン 世界チャンピオンのコマツダユウタです! 普段はハンドルネームの「koma」で活動しています。



――ポケモンカードはいつ頃から始められましたか。


小学生の頃にポケモンカードが初めて発売されて、友達と一緒に遊び始めたのがきっかけで、ポケカ歴はもう20年以上になりますね。今では自分の人生において、すっかりポケカが欠かせない存在になっています。


それから、公式大会に参加し始めたのは中学生の頃からで、世界大会では2010年以外にも2006年に世界4位、2012年に世界7位と入賞しました。そういった経緯もあり、世界大会で活躍したプレイヤーとしてプレイヤー名鑑にも載せていただいています。デッキ作りのポイントやポケカ以外の趣味などについてもいろいろと話をしていますので、興味がある方は是非そちらも見てください!



―――世界大会で3回も入賞されており、そのうち一つは「世界チャンピオン」という、まさにポケカ強者のコマツダ選手、「My Favoriteポケカ」が気になるところです!


はい、私の「My Favoriteポケカ」はマホイップVMAXです。


コマツダ選手


―――先週のななっぷるさんに引き続き、2連続でマホイップVMAXの登場です!


まず、マホイップVMAXの特徴と言えばワザ「キョダイホイッパー」のダメージ量でしょう。例えば6枚のエネルギーをトラッシュできれば360ダメージとなり、ポケモンVMAXを含めほぼすべてのポケモンを一撃できぜつさせることができます! しかもこのときトラッシュするエネルギーはマホイップVMAX自身についているエネルギーだけでなく、ベンチポケモンについているエネルギーも選ぶことができます。



―――ベンチポケモンも含めてしまえば、6枚くらいエネルギーがついていることはままありますね。現実的なダメージとしての360、恐ろしいです。


さらに、ワザ「キョダイホイッパー」の強みは大ダメージを出せることだけではありません。ジラーチのようなHPが低いポケモンをきぜつさせる場合は、トラッシュするエネルギーの枚数が少なくて済みます。つまり、1つのワザでHPの低いポケモンからHPの高いポケモンVMAXポケモンまで効率よくきぜつさせることができるのが「キョダイホイッパー」というワザの強みなんです。


この強力なワザ「キョダイホイッパー」を使い続けるためにも、トラッシュしたエネルギーを場につけなおせる特性を持つポケモンと組み合わせたいですね。カラマネロアーゴヨンマルマインGXなどいろいろと考えられます。



―――ダメージをあたえるワザがひとつしかないマホイップVMAXですが、トラッシュするエネルギーの枚数でデメリットとダメージを調整してしまえば、理想的な撃ち分けができるということですね。ベンチポケモンも特性でしっかりサポートできますね。


ただ、これらのポケモンの特性だけでは早い段階からエネルギーをたくさんつけることが難しいです。まず第一にエネルギーをトラッシュしておかないといけませんし...... そこでマホイップVMAXのもう1つのワザ「かざりつけ」が活躍します。山札の超エネルギーをベンチポケモンにつけるというシンプルなものですが、なんとベンチポケモン全員に1枚ずつつけるので最大で5枚もつけることができます!



―――マホイップVMAXがバトル場にいて、なおかつワザ「キョダイホイッパー」を使うだけのエネルギーが足りない番にする行動になるでしょうから、ワザの効果がそのまま課題を解決することになりますね。


無色エネルギーでワザが使えるのもポイントで、鋼弱点をなくせるウィークガードエネルギーや山札のポケモンをベンチに出せるキャプチャーエネルギーなど、便利な特殊エネルギーと組み合わせることも考えられます。



―――特殊無色エネルギーには優秀な効果を持つものが多いので、無色エネルギー1つでワザを使えるというポイントが強みになると......


あと、実はマホイップはゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』で複数育成しているほど好きなポケモンなんです! ポケモンVMAXで登場したらデッキを組もうと楽しみに待っていました! マホイップVのイラストはいちごアメざいくを付けたミルキィバニラという感じの見た目なのですが、自分が好きないちごアメざいくを付けたルビーミックスもいつかポケカで登場することを楽しみにしてます!



―――色々なすがたのマホイップが見つかっており、皆さんそれぞれお気に入りのすがたがあるようですね(笑) さて、マホイップVMAXを採用したデッキをご紹介いただけますでしょうか。


くわしいデッキレシピはこちら!


こちらです。このデッキを使うにあたっての基本的な流れを簡単に紹介します。まずは先攻後攻を決めるジャンケンですが、進化ポケモンがメインのデッキなので少しでも早く進化するためにも先攻を狙っていきましょう。最初の番にマホイップVを場に出して、次の番にV進化できるように準備をします。ベンチにマーイーカも並べておけるとなお良いですね。2回目の番はマホイップVMAXにV進化。ベンチにポケモンをさらに並べて「かざりつけ」を使い、ベンチポケモンに基本超エネルギーをつけて攻撃の準備をします。3回目の番以降はいよいよ攻撃開始。マホイップVMAXのワザ「キョダイホイッパー」を使って相手のポケモンをきぜつさせていきます。トラッシュした基本超エネルギーはカラマネロの特性「サイコリチャージ」でつけなおして攻撃が途切れないようにしましょう。


細かいプレイングとしては、バトル場のマホイップVMAXが次の番にきぜつさせられそうなときは、そのマホイップVMAXのエネルギーを優先してトラッシュすることです。あとは1匹のポケモンにエネルギーを集中してつけないこと。不意にきぜつさせられてしまうとたくさんのエネルギーを失ってしまいますからね。



―――相手にポケモンをきぜつさせられた時のリスク管理もしっかり考えられていますね。


マホイップVMAXでダメージをあたえられないポケモンには、ギラティナで攻撃します。特性「みつりんめいさい」を持つジュナイパーは、特性「やぶれたとびら」でダメカンを1個のせることができればワザ「シャドーインパクト」できぜつさせることができます。相手のジュナイパーがベンチにいるうちに「やぶれたとびら」でダメカンをのせておきましょう。ギラティナはきぜつさせられても「やぶれたとびら」でトラッシュからすぐに場に戻せるため、デッキに1枚入れるだけでも活躍してくれます。


続いてこのデッキに入っているキーカードを3枚紹介します。

1枚目は英雄のメダル。マホイップVMAXが2体きぜつするとサイドを6枚取られて負けになってしまいますが、英雄のメダルをつけて取られるサイドを1枚減らすことで2体きぜつしても負けにならず、3体目のマホイップVMAXで戦うことが可能になります。これはこのデッキに限らない話ですが、相手の残りサイドが1枚の状況で自分がポケモンVMAXで戦えば、相手はサイド8枚で対戦しているのと似たような状態になります。これって普通にサイド6枚で対戦しているよりもお得じゃないですか? このように相手の残りサイドの枚数を意識することも重要な戦略になります。



―――マホイップVMAXに限らず、ポケモンVMAXをメインで使うデッキすべてで共通して考えるべきポイントですね。


2枚目はウィークガードエネルギー。ザシアンVなどの鋼ポケモンと対等に戦うために、弱点をなくすこのカードを入れました。無色エネルギーとしてあつかうこのカードは、ワザを使うのに必要なエネルギーが超2個ぶんの「キョダイホイッパー」と相性が悪そうに見えますが、もともとエネルギーをたくさんつけるこのデッキにとってはあまり気になりません。必要がない場合は「キョダイホイッパー」でトラッシュしてダメージを増やすこともできます。


3枚目はラティアス&ラティオスGX。試合後半にエネルギーが足りなくてワザ「キョダイホイッパー」で相手のポケモンを一撃できぜつさせられないときに、「エアロユニットGX」でトラッシュの基本エネルギーをつけなおします。さらに追加でエネルギーが1個ついていれば次の相手の番に攻撃をうけなくなるので、相手にボスの指令などでベンチポケモンといれかえられなければ、無傷で5枚のエネルギーをつけなおせるということになります。リセットスタンプと一緒に使いたいですね。



―――あらゆる場面が具体的に考察され、デッキに採用するカードにそれがしっかり活かされています。試合後半の展開を想像することは、前半の展開よりも難しいとは思いますが、そこをどれだけ具体的に考えることができるかで、勝敗にも関わってくるといえるかもしれません。深い考察の「My Favorite ポケカ」、ありがとうござました!


ありがとうございました。



―――最後に、ポケモンカードについての、ご自身のエピソードを何か1つお願いいたします。


このマホイップVMAX+カラマネロという組み合わせですが、自分が初めて参加した2006年の世界大会で使ったメタグロスδ+カイリューδのデッキと全く同じコンセプトなんです。見比べてみるとHPやワザのダメージが今とは全然違いますね。懐かしみながらデッキを組んでいました。


メタグロス
カイリュー

その初めて参加した世界大会が、さらにポケカに夢中になるきっかけになったんです。初めての海外渡航で、しかも英語が苦手だったのもあり、出国する前は不安もあったんですが、現地に着くとまったく問題ありませんでした。世界中のポケモンが好きな人たちが集まった空間。会場のホテルで、昼夜問わずあちこちで、対戦や交換など言語の壁を超えた交流。日常のすべてがポケカのことだらけで夢のような数日間でした。そこで出会った海外の人たちと連絡先を交換し、帰国したあとも連絡を取ったりカードの交換をしたりもしました。ポケカをやっていなければこのような体験はできなかったでしょう。また翌年以降も参加したいと思い、今まで以上にポケカに夢中になっていったんです。


世界大会はポケモンが好きなすべての人に体験してもらいたい舞台です。みなさんもぜひ挑戦してください!



―――素敵なエピソードをありがとうございます! 仰っていただいた「言語の壁を超えた交流」ができるということが、ポケモンカードゲームの1つの大きな特徴だと考えており、そのためにも、これからも世界中の皆さんから愛されるポケモンカードでありたいと思います!




毎週水曜日更新の「限界まで語り尽くす!My Favoriteポケカ」、次回は8月5日(水)14時に第15回を公開いたします。


第15回は、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2009」 シニアリーグ優勝者のイタガキタクト選手にお話をお伺いしました。

関連情報

TO PAGE TOP