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"もっと"限界まで語りつくす! My Favoriteポケカ 棋士 藤井猛九段

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連載企画「"もっと"限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ」では、あの有名人やポケカ四天王など様々な人たちから話を聞いて、「My Favoriteポケカ」、すなわち「ポケモンカードゲームの中で気に入っているカード」を、回ごとにテーマを設けながら紹介してもらいます。



今回は、「いちげき」のカードの「My Favoriteポケカ」というテーマで、将棋棋士の藤井猛九段にお話しをお伺いしました!


宣材写真
藤井猛
将棋棋士。「藤井システム」という戦法を編み出した将棋界の革命者。ポケモンカードは趣味として楽しみつつも、2019年の「ミュウツーHR争奪戦」1stバトルで優勝するなど、競技プレイヤーとしての実力も誇る。

――よろしくお願いします。


よろしくお願いします。将棋棋士の藤井猛です。第一回ポケモン企業対抗戦をきっかけに始めて、ポケカ歴は2年4ヵ月ほどです。大会の経験は少ないですが、対戦動画を見たり、毎日のようにカードに触れています。


――「ミュウツーHR争奪戦」1stバトルでは見事優勝されるなど、ポケモンカードでも素晴らしい成績を残されている藤井九段ですが、今回は「いちげき」のカードの「My Favoriteポケカ」をお聞きしたいと思います。


はい、「いちげきウーラオスV」です。


ichigeki uraosV

このポケモンは、先攻でも後攻でも状況に合わせて強力なワザを使用することができるため、テンポ良くゲームを進めることが可能です。そして、「いちげき」のカードであるため、ほかの「いちげき」のカードのサポートを受けることができ、非常に強力です。
また、相手のポケモンや状況に応じて「いちげきウーラオスVMAX」に進化して戦うことが出来る点も魅力の一つです。


image3

――いちげきウーラオスVMAXにV進化する前提でなく、いちげきウーラオスVの強さに注目するのですね。


はい、まずはワザ「インパクトブロー」に注目していきたいと思います。自分が先攻の場合、先攻2回目の番にこのワザを使うことを目標にしたいです。しかし、このワザを使うには3つのエネルギーが必要なので、先攻最初の番と先攻2回目の番に1つずつエネルギーがつけられたとしても、まだ1枚足りません。


――高いダメージのワザですが、それだけ必要となるエネルギーも多いワザです。


そこで、同じく「いちげき」のポケモンである「ヘルガー」の特性「いちげきのほうこう」を使用することで、3つ目のエネルギーをつけることが出来ます。「ヘルガー」の特性でつけることのできるエネルギーは「いちげきエネルギー」で、このエネルギーは相手のバトルポケモンへのダメージを「+20」することのできるカードです。 先攻最初の番か先攻2回目の番のどちらかで「いちげきエネルギー」をいちげきウーラオスVにつけることができれば、「ヘルガー」の特性と合わせて「いちげきエネルギー」が2枚つくことになるので、与えるダメージを「+40」することが可能です。


――いちげきエネルギーでワザのダメージを上げられる点は、「いちげき」のポケモンの大きな強みですね。


「インパクトブロー」のダメージが180ですので、「180+20+20=220」で、220ダメージを先攻2回目の番から与えることができます。この220ダメージというのは非常に強力で、ほとんどのポケモンVを倒せます。先攻2回目の番から相手のポケモンVを倒していくことで、ゲームを有利に進めることができます。


――先攻2回目の番では、相手はバトル場のポケモンVをまだポケモンVMAXにV進化できていないことも多いでしょうから、チャンスは多そうです。


また、ワザ「とぎすます」はエネルギーを加速させるワザで、闘エネルギー1枚で使うことができるため、後攻最初の番から使用することができます。 たとえば、流行りの「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」のデッキは、先攻2回目の番に「オルタージェネシスGX」を狙ってくることが多く、後攻最初の番にエネルギーを加速させる余裕があります。「オルタージェネシスGX」を使われた、次の後攻2回目の番に「いちげきウーラオスVMAX」に進化させエネルギーをつけてあげることで、「ヘルガー」の特性に頼らず「キョダイイチゲキ」を使うことができます。 そして、1枚でも「いちげきエネルギー」がついていれば、「270+20=290」で290ダメージを与え、相手の「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」を倒すことができます。


image1

――いちげきウーラオスVにワザ「とぎすます」を使う隙を与えてしまうとそうなってしまうと......


ただ、相手が先攻であり、先攻2回目の番にこちらの「いちげきウーラオスV」を倒してくる可能性が高いデッキの場合には注意が必要です。ワザは使用せずにベンチの「いちげきウーラオスV」にエネルギーをつけたり、「マリィ」を使用して相手の動きを鈍らせてからワザを使う等、倒されにくい動きをすることが大切です。


――相手の動きをよく見ることは大事ですね。


「いちげきウーラオスV」からV進化する「いちげきウーラオスVMAX」の「キョダイイチゲキ」は270ダメージで、「いちげきエネルギー」を複数枚つけることで相手のポケモンVMAXを一撃で倒せる可能性があり、相手にとって脅威です。


――先ほどご説明いただいたように、「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」のようなTAG TEAM GXも一撃で倒せる可能性がある強力なワザです。


しかし、今回私が注目したいのはそのダメージ量ではなく、「相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない」という部分です。というのも、私はよく特定のポケモンからダメージを受けないといった特性を持つポケモンに苦しめられてきたからです。
私がポケカデビューを果たした第一回ポケモンカード企業対抗戦では、「セレビィ&フシギバナGX」をメインとしたデッキを使っていたのですが、配信卓で「ポケモンGX・EXからワザのダメージや効果を受けない」という特性「ひかりのけっかい」を持つ「アローラキュウコン」を出されてしまい、かなり追い詰められてしまいました。
また、「ミュウツーHR争奪戦」1stバトルでは梅原さんに特性「ドヤ顔」を持つ「アローラペルシアンGX」を出されてしまい、これまた苦しい戦いになりました。今のスタンダードレギュレーションで言うと、特性「みつりんめいさい」を持つ「ジュナイパー」や特性「ふくつのたて」を持つ「ザマゼンタV」等が挙げられると思います。これらのポケモンに対して「キョダイイチゲキ」を使うことで突破することが可能です。まさに「いちげき」の名に相応しいワザです。


――そういったポケモンの対策を別のカードでしなくていいので、デッキの構築にも自由度が出そうですね。というところで、いちげきウーラオスVを使ったデッキを教えていただけますでしょうか。


はい、こちらです。




「いちげきウーラオスV」の「インパクトブロー」や「いちげきウーラオスVMAX」の「キョダイイチゲキ」をなるべく早く使えるように、「ヘルガー」と組み合わせた「いちげき」のデッキです。「いちげきウーラオスV」のワザを使い分けて攻めていき、必要に応じて「いちげきウーラオスVMAX」にV進化させて戦っていきます。
「キョダイイチゲキ」使用後はエネルギーがトラッシュされてしまいますが、「活力の壺」を使うことでトラッシュの「いちげきエネルギー」を二枚まで山札に戻すことができ、ヘルガーの特性で再び「いちげきエネルギー」をつけて攻撃を続けることが可能です。
また、「ヘルガー」の数が足りず「キョダイイチゲキ」を再び狙うことができない場合は、「いちげきの巻物 怒りの巻」をつけることで、闘エネルギー1つで使える「どはつてん」でカウンター攻撃を仕掛けられます。2種類の進化ポケモンを採用しているため、要求されるカードは多くなりますが、特性でカードを引くことの出来る「デデンネGX」や「クロバットV」、スタジアムの「あくの塔」等を使って積極的にカードを引いていくことで、攻めの準備を整えましょう。
「いちげきウーラオスV」と「いちげきウーラオスVMAX」の弱点を突いてくる相手には、「ジラーチGX」を用意したり「バンギラスV」で攻撃を仕掛けたいところです。


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――それでは最後に、ポケモンカードに関する思い出や今後に期待することを教えていただけますでしょうか。


一番思い出深いのはやはり、「ミュウツーHR争奪戦」1stで優勝できたことです。ただ、個人的に一番嬉しかったのは、昨年行われた「スペシャルリーグ2020銀座」で、イトウシンタロウ選手と対戦したことです。負けてしまいましたが、接戦で、とても充実した時間を過ごすことができました。将棋で言えば「観る将」のような私が、こうしてトッププレイヤーといい勝負ができる点も、ポケカの魅力だと実感しました。
また、昨年、「ポケカ部」に棋士4人で出演させていただきました。今後も、棋士のポケカ部員を増やして、部長としてポケカ部を盛り上げていきたいと思います。


――最後に大変ありがたい一言をいただきました。藤井九段、今日はどうもありがとうございました!

 

あばれる君のインタビューが、本日更新で同時掲載されています。合わせてご覧ください。

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