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限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ ~第15回 イタガキタクト選手~

毎週水曜日14時に更新! 連載企画「限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ」では、ポケカをプレイしているあの有名人やポケカ四天王など様々な人たちから話を聞いて、「My Favoriteポケカ」、すなわち「ポケモンカードゲームの中で気に入っているカード」を、好評発売中の新商品から1枚紹介してもらいます。


第15回は、イタガキタクト選手にお話しをお伺いします。


イタガキタクト選手
プロフィール
「ポケモンワールドチャンピオンシップス2009」カードゲーム部門 シニアディビジョン 世界チャンピオン。相手にやりたいことをさせない、妨害戦術でじわじわと有利を広げる戦い方を好む。小さい頃から兄弟で大型大会に参加し、お気に入りのカイオーガの帽子を必ず被っていたという。

―――こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。自己紹介をお願いします。


はじめまして、よろしくお願いします。「ポケモンカードゲームADV」の頃から遊んでおり、ポケモンカード歴は今年で18年目になります。最も時間をかけてやり込んだのは小学生の時で、それ以降は部活動や学生生活で忙しくなってしまったため、時間をかけられる時に集中して遊ぶスタイルでポケカを楽しんでいます。



―――ありがとうございます。ポケカに限った話ではないかもしれませんが、生活スタイルが変わっても楽しく趣味を続けられている方は、趣味との付き合い方がお上手な方が多い気がしますね。


それでも、忙しすぎて大会に参加できない時期もあって、今考えるととてももったいなかったなと思います。


今年の春から社会人になり、一人暮らしをはじめました。初任給はほとんどが洋服などに消えました。ポケモンカードは家族の共有資産なので全て実家に置いてきてしまっており、最近流行の「リモートポケカ」ができていないです。



――「リモートポケカ」はたくさんの方に遊んでいただいていて、とても嬉しく思っております! リモートとはいえ、自分のデッキは手元にないと、さすがにできないですね(笑)


持ってこなかったことを後悔しています(笑)



―――それでは、イタガキ選手の「My Favorite ポケカ」を教えていただけますでしょうか。


イタガキタクト選手

はい、強化拡張パック「伝説の鼓動」収録の、このルギアです。


まず、派手なダメージ量に魅力を感じます。昔からルギアといえば相手に大ダメージをあたえるポケモンという印象。普通のポケモンではなかなか見ることができない250というダメージを与えることができるワザは一際目を引きました。



―――250というダメージは、ピカチュウ&ゼクロムGXを一回できぜつさせられるくらい強烈です。


さらに、相手に手札枚数管理を強いることができます。ルギアからワザ「ウインドプレッシャー」を受けたくない場合、相手は手札の枚数を5枚以下にしなければならないので。



―――手札を5枚以下にすることは難しい条件でしょうか。


はい、達成するためには少し手間がかかります。例えば博士の研究を使った後であれば、最低でも2枚のカードを手札から減らさなければならない。そのうえ、その番に相手のポケモンを倒す場合、手札に加わるサイドの数も考慮する必要があります。



―――なるほど。ポケモンVなら2枚、ポケモンVMAXなら3枚、きぜつさせたタイミングでサイドを引くことになるので、5枚以下という条件、なかなか難しそうですね。


さらに、びっくりボックスなどのカードを使われることも想定するとプレイはより複雑になります。手札を減らすために、使う必要のないグッズを使わざるをえない状況も発生するでしょう。本来なら使う必要もなかったカードを相手に使わせることができてしまうのが、このルギアというカードなんです。相手が思い描く理想とするプレイを、この一枚で邪魔できる、そんなポケモンだからぜひ使ってみたいと思いました。



―――妨害戦術が好みなイタガキ選手らしい選定基準です! 相手からすると、色々考えないといけないことが増えるので、とてもやりづらくなりそうですね。


基本的に、ルギアからワザを受けないようにするためには、びっくりボックスのケアまで行うと、手札の枚数を番の終了時に3~4枚にしておく必要があります。その枚数は、ムサシとコジロウマタドガスですべてトラッシュできる範囲内であり、相手の手札を序盤から0にしてしまうデッキも考えました。



―――な、なんて恐ろしい......


しかし今回は、せっかくなので派手なワザを最大限活かせるようなデッキタイプにしたかく、違う方向性でデッキを組むことにしました。


このカードは、どんなデッキにも組み込みやすいところがいいですね。ワザに必要なエネルギーにタイプの制約がないので、どのデッキタイプでも使用できる可能性を秘めています。どのようにエネルギーを加速させるかがカギになりますね。



―――タイプの制限がない無色エネルギーではあるものの、ワザ「ウインドプレッシャー」に必要なのは4つなので、少なくはないですからね。


実はそういった「扱いづらさ」も気に入っているポイントだったりします。明らかに強いカードを使ってゲームに勝つことも面白いですが、受けるデメリットが多いカードや、テクニカルなカードを使いこなすことはそれ以上に楽しい。ルギアは、相手の手札の枚数で強力なワザが使えるかどうか決まるカードです。


少し効果は異なりますが、グレートポケモンのメガヤンマと似ている気がしました。自分の手札の枚数を相手の手札の枚数に合わせると、ワザに必要なエネルギーがなくなるという非常に面白いカードで、とても気に入ってよく使用していたのを覚えています。


あと、ルギアはきぜつした時にとられるサイドが1枚と、ポケモンVと比べて枚数が少ないことがメリットである反面、HPが高くはなく倒されやすいため、複数匹用意する必要があります。ワザに必要なエネルギーが多いルギアを複数育てることは難しいですが、それがうまくできたらきっと楽しい。



―――「扱いづらさ」の先に大きなメリットがあるからこそ、達成した時の喜びも大きいというものですね! それでは、ルギアを使ったデッキ紹介をお願いいたします。


くわしいデッキレシピはこちら!


こちらです。デッキコンセプトは、「後攻の最初の番に250ダメージを出す」です。


準備段階でジラーチとルギアが手札にあった時、ジラーチだけでスタートするのがポイントです。相手はルギアを警戒しないため、ワザ「ウインドプレッシャー」を決めやすくなります。


後攻の最初の番、相手のサイド枚数は6枚です。つまり、リセットスタンプを使えばワザ「ウインドプレッシャー」を使う条件が満たせる。後は溶接工とツインエネルギーを頑張って引く。


バトル終盤は「ウインドプレッシャー」を使うことが難しくなるため、戦うポケモンを変えていくといいです。相手のサイドが少ないときには、リセットスタンプとバイウールーVのリベンジバーストが強くなるので、それで押し切ります。また、ルギアにつけたエネルギーを無駄にしないことに加え、かつ最後の決め手としてズガドーンGXを採用しています。


ルギアは破壊力と妨害の2点が光るカードなので、今回は炎を中心としたデッキタイプにしましたが、様々なタイプのポケモンとの組み合わせで、高火力・戦略的なゲームを楽しんでほしいです。


イタガキタクト選手


―――デッキ紹介ありがとうございました! 相手の手札枚数を考えるという、これまでにない切り口で深い考察をする回となりました。


このルギアは、エクストラレギュレーションでの可能性も大いにあるカードだと思います! 組み合わせことができるカードが多すぎて、何ができれば強いのかパッとは思いつかないですが、ルギアBREAKに進化すればトリプル加速エネルギーが使用可能になるため、ワザが使いやすくなるなぁと思いました。



―――最後に、ポケカについての思い出のエピソードをお聞かせいただけますでしょか。


今「リザードンHR争奪戦」が開催されていて(2020年8月5日(水)現在)、せっかくなのでシールド戦に関する思い出を......


ロイヤルマスク100枚争奪戦「ひかる伝説」先行体験には、運良く抽選で参加することができました。事前にカードリストが公開されていなかったため、パックから出てくるカードがほとんど初見であり、長いポケカ人生の中でも一二を争うほどのワクワクしたのを覚えています。自分が当てることができたカード以外どんなカードがパックに封入されているのかわからないので、相手が使ってくるカードに驚いたり、対戦相手の場に出ているたねポケモンから、その進化先のポケモンのワザや特性を推量したりと、普段では体験することができない経験ができました。結果こそ振るわなかったものの、とても楽しくて思い出深いイベントでした。


あともう一つ、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2019」での宿泊先にて、イトウシンタロウ選手と相部屋だったため、彼が準優勝の賞品としてもらった海外の拡張パックを使用して、イトウシンタロウ選手、私、私の弟の周斗の3人でシールド戦を行いました。海外の拡張パックの中身は日本とは異なるため、予想外のカードを使い使われる面白いバトルでした。


自分の知らない・使ったことのないカードでいつもと違った試合ができるシールド戦。だからこそ記憶にもよく残っています。



―――宿泊先の一室で猛者たちの熱いシールド戦が、人知れず繰り広げられていたのですね! 「リザードンHR争奪戦」で使う強化拡張パック「伝説の鼓動」のカードリストは、トレーナーズウェブサイト上ですべて公開されているので、まったく分からない状態とはまた違った面白さのある遊びになっています。イタガキ選手、本日はありがとうございました!


ありがとうございました。




毎週水曜日更新の「限界まで語り尽くす!My Favoriteポケカ」、次回は8月12日(水)14時に第16回を公開いたします。


第16回は特別番外編として、イマクニ?さんに、これまですべてのポケモンカードの中から、「My Favorite ポケカ」を選んでいただきました! ご期待ください!

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