ウチダ キョウヘイ

入賞履歴

  • 2023年チャンピオンズリーグ2024 横浜 マスターリーグ 優勝

ポケカを始めたきっかけ ポケカを始めたきっかけ

愛の戦士&とりっぴぃの
楽しそうなプレイに魅せられて

ポケカを始めたきっかけを教えてください。
兄と甥っ子から誘われたんです。強化拡張パック「Pokémon GO」が発売されたくらいの時期でした。最初はルールもよく知らなかったので断っていたのですが、教えてもらいながら遊んでみたら面白くて、少しずつハマっていったんです。
ポケカのどういうところに魅力を感じたのでしょうか?
ポケカの勉強も兼ねてYouTubeで動画をよく見ていたのですが、とくに愛の戦士さん、とりっぴぃさんの動画は本人たちがとにかく楽しそうにプレイされていて、見ていてすごく好感を持てたんです。自分自身、兄や甥っ子と対戦するときも同じように楽しんでいましたし、ジムバトルなどで初めて会う人ともコミュニケーションをとりながら楽しくプレイできる機会もあって。誰かといっしょに楽しくプレイできるというのが、いちばんの魅力だと感じました。

得意なデッキ 得意なデッキ

先攻か後攻かにかかわらず
序盤から安定かつ素早く攻める

得意な戦いかたを教えてください。
最初の番から素早くベンチにポケモンを展開しつつ、技を使える最初のターンから強力な攻撃をするようなスピーディーな戦いかたが得意です。ミライドンexがまさにそうなのですが、以前はザシアンVも好んで使っていました。
スピーディーな戦いかたのどういう点が気に入っていますか?
先攻でも後攻でも、どちらを取られても不利な展開にならないところです。とくにミライドンexはミライドンexさえ場に出ていれば、ポケモンをつぎつぎに展開できますし、後攻の場合はエレキジェネレーターですぐさま攻撃することが可能です。こうした安定感は、対戦数の多い大型大会において重要だと感じていますし、自分の性格的にも合っているんだと思います。

デッキ作りで大切にしていること デッキ作りで大切にしていること

デッキ作りの第一歩は
苦手な相手の分析と対策から

デッキ作りで大事にしていることを教えてください。
まずはデッキのメインとなるポケモンなどを決めたうえで、最初に考えるのは苦手な相手がどんなデッキで、どれくらい使われているかということです。初めから苦手なデッキを想定しておいて、それに対するカードやプレイを用意しながら構築していきます。
不利な相手への対策から考えるんですね。
またミライドンexデッキの話になってしまうのですが、「チャンピオンズリーグ2024 横浜」ではサーナイトexやロストゾーンを使うデッキが多いと予測していました。ルールを持たないポケモンを中心に攻められると、サイドの取り合いで不利になってしまいます。これらに勝つために考えた結果が、サンダーexと特性「フライングエントリー」を持つルチャブルの採用でした。
その2枚の採用はユニークな発想だと思いますが、そもそも苦手な相手が多いと分かっていてなおデッキ選択を変えなかった理由は何だったのでしょうか?
そこは、愛です(笑)。好きなデッキを使って戦いたいので。

一番思い出に残っている大会、使用したカード 一番思い出に残っている大会、使用したカード

CL2024 横浜では大好きなミライドンexで優勝!
配信卓で対戦してみて分かったこと

いちばん印象に残っている大会は何ですか?
「チャンピオンズリーグ2024 横浜」です。優勝という、とても貴重な体験ができました。
とくに思い出深い対戦はありますか?
DAY2本戦①の2回戦か3回戦だったと思います。知り合いとマッチングしたのですが、引きがかなり悪くて3ターン目になっても攻撃ができないような展開になってしまったんです。もう勝てないかもしれないと思いましたが、自分はDAY1が7勝2敗でDAY2では負けが許されない状態でした。そこから頂への雪道などで相手の妨害をしながらなんとか粘り続け、対戦時間も残りわずかになりながら、かろうじて勝つことができたんです。いろいろな意味で苦しい戦いだったので記憶に残っています。
当日は配信卓での対戦も何度かあったと思いますが、緊張はされましたか?
普段とは違う環境ですし、最初はちょっと緊張しました。でもヘッドホンをすると周りの音が聞こえなくなって、対戦が始まってからは集中してプレイできました。配信を見ているときは「ヘッドホンをしていても周りの音は聞こえるんじゃないか」とすこし疑問に思っていたのですが、実際に体験してみると全然そんなことはなくて驚きました。

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勝利そのものより嬉しかった周囲の反応

優勝したときの周囲の反応はいかがでしたか?
横浜には兄は参加しておらず、甥っ子はシニアリーグなので時間が合わずになかなか話ができていなかったのですが、カードショップで知り合った人たちが大勢参加されていて、一戦ごとに勝利報告をするとまるで自分のことのように喜んでくれていました。勝つこと自体ももちろん嬉しかったですけど、みんなにいい報告ができることがいちばん嬉しかったですね。

好きなカードとその理由 好きなカードとその理由

CL優勝時の相棒・ミライドンex
安定した展開スピードが優秀

好きなカードを教えてください。
CL2024 横浜で優勝に導いてくれた、ミライドンexです。特性「タンデムユニット」でベンチにポケモンをスピーディーに展開できるところも、技「フォトンブラスター」が220ダメージで進化していないポケモンVやポケモンexを後攻1ターン目からきぜつさせられるところも強くて、気に入っています。先攻でも後攻でも、最初の番から強力な動きが安定してできるのがいいですね。

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世界大会への切符を自覚なしにゲット

ポケモンWCSへの参加権利を得たときの感想は?
恥ずかしながら、当時は知識がいろいろと足りていなくて、参加権を得られる詳しい条件を分かっていなかったんです。そもそもDAY2の本戦①から本戦②に抜けるためにどれくらいの成績が必要かというのも、進出が決まってから知ったくらいで。でも、知らなかったからこそ気負いすぎずに戦えたのかなと思いますし、逆によかったのかもしれません(笑)。世界大会では、海外の選手と言語の壁を超えて楽しく対戦ができることを楽しみにしています。

よく行くジム よく行くジム

ポケカに誘ってくれた
兄&甥っ子とともに大会前の練習も

普段の練習方法について教えてください。
決まった練習方法などはなくて、自分の行けるタイミングでジムバトルや自主大会に行く感じです。事前に日程を調べて、行けるものにはある程度目星を付けておくようにしています。
お兄さんや甥っ子さんとはいまでもいっしょに対戦されるんですか?
はい。直近は機会がなかったのですが、それまでは週に1度か2週間に1度くらいのペースで遊んでいました。大会前には週末に予定を空けて、1日中いっしょに練習をすることもあります。兄と甥っ子も大会に出ていますので、同じ熱量を持って練習ができるのはありがたいですね。

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いつものすがたは、半導体工場の配管工

普段はどんなお仕事をされているんですか?
普通の会社員なのですが、仕事内容はすこし特殊です。配管工事をやっておりまして、おもに半導体を作る装置から出る特殊なガスを流すための配管などを扱っています。
配管工事と聞いてぱっと浮かんだのは水道管でしたが、かなりマニアックなものを扱われているんですね。どうしてそのお仕事を選ばれたんですか?
それまでにやったことがない仕事をしてみたいと思ったんです。求人情報を見たときに、何をしているのか全然イメージできなかったので、だからこそ興味を持って応募しました。