PCL

PCL

PCL

PCL

「ワールドチャンピオンシップス2008」デッキ解説

2008年09月01日

  • PCL
  • カード
  • 研究
  • イベント

こんにちは、PCLミヤシタです。今回のブログでは、ポケモンカードゲームの世界チャンピオンを決める大会「ワールドチャンピオンシップス2008(以下、世界大会)」で活躍したデッキを解説します。

世界大会で使えるカードは、大まかに言って、ポケモンカードゲームシリーズの「ホロンの幻影(かげ)」(PCG7)から、ポケモンカードゲームDPシリーズの「月光の追跡」「夜明けの疾走」(DP4)までです。このレギュレーションで最有力と思われていたのが、「エルレイド・サーナイト」デッキです。実際、アメリカの代表選手を決定する大会「National Championships」でも、多数の入賞者を出していました。「National Championships」から世界大会までの短い間に、各選手は、この本命デッキを使うのか、これに対抗できるデッキを作るのか、色々と悩んだことでしょう。

紹介するデッキレシピは、ジュニアディビジョン(1997年以降の生まれ)で2位に入賞した、板垣拓斗君の「エルレイド・サーナイト」デッキです。大本命のデッキですが、レシピの細部から、たくさんの工夫が見てとれます。

ポケモンのカードシリーズ枚数
ラルトスDP34枚
キルリアDP32枚
エルレイドDP32枚
サーナイトDP42枚
サーナイトLV.XDP41枚
オムスターWCP1枚
ベトベターDP31枚
ベトベトンDP31枚
オタチDP31枚
オオタチDP31枚
ヤジロンDP41枚
ネンドールDP41枚
ホロンのポワルンPCG71枚
合計19枚
トレーナーのカードシリーズ枚数
かいの化石DP41枚
ふしぎなアメDP44枚
暴風PCG8-B2枚
夜のメンテナンスDP22枚
ワープポイントDP13枚
オーキドはかせの訪問DP33枚
ギンガ団の賭けDP22枚
ダイゴのアドバイスWCP2枚
ニシキのネットワークPCG1-B4枚
ハマナのリサーチDP33枚
湖の結界DP21枚
合計27枚
エネルギーカードシリーズ枚数
超エネルギー-4枚
闘エネルギー-1枚
コール・エネルギーDP43枚
WレインボーエネルギーPCG8-B4枚
スクランブルエネルギーPCG9-B2枚
合計14枚

それでは、各カードについて解説していきます。

708_H333_475ERUREIDO_M.jpgエルレイドは、昨年の「バトルロード サマー★2007」でも猛威をふるいました。大ダメージを出せる「サイコカッター」が強力です。もはや説明不要ですね。

713_H332_282SIRNIGHT_M.jpgもう1匹の主役、サーナイトは、便利なポケパワーと戦略的に使えるワザを持っています。このデッキには、手札を増やしたり山札からカードを持ってきたりするサポートのポケモンが少ないように見えるかもしれませんが、サーナイトのポケパワー「テレパス」が充分に便利なので、この構築で問題ないのでしょう。

708_R193_162OOTACHI_M.jpgそのサポートのポケモンとしては、定番のネンドールの他に、オオタチが使われています。サーナイトの「サイコロック」やポケモンのどうぐ「封印の結晶」など、この環境にはポケパワーを使えなくするカードが多いので、オオタチが選ばれたのでしょう。主力のポケモンが2種類2枚ずつとなっているこのデッキでは、山札の上からランダムにカードを引いてくるネンドールの「コスモパワー」よりも、山札から好きなカードを持ってこられるオオタチの「するどいめ」のほうが、役に立つ場面があるのかもしれません。

708_U097_089BETBETON_M.jpgその他の、1枚ずつ入れられているポケモンのカードについて解説します。まずはベトベトン。草エネルギーがついている相手のポケモンをどくにする「どくせいヘドロ」を持っていますが、これは草タイプのデッキだけに有効なポケボディーではありません。「Wレインボーエネルギー」や「スクランブルエネルギー」など、すべてのタイプとしてはたらくエネルギーがついているポケモンも、どくにできるのです。ミラーマッチ(「エルレイド・サーナイト」デッキ同士での対戦)で特に活躍する1枚です。
オムスターは、あまり見かけないカードですが、ワザ「ひきもどす」がとても強力です。エルレイドの「ソニックブレード」を連発して、相手の進化ポケモンの残りHPを「50」にしておいて、その後「ひきもどす」でまとめて退化させれば、サイドを一気に取ることができます。

板垣君の「エルレイド・サーナイト」デッキは、よく考えられたデッキだったのですが、決勝戦の相手とは相性が最悪でした。相手のデッキの主力ポケモンはドクロッグ(EP08)とハッサム(DP4)です。ドクロッグは、エルレイドやサーナイトの弱点をつけますし、ハッサムは、特殊エネルギーがついているポケモンに対して大ダメージを与えます。どちらもワザエネルギー1個で攻撃できるため、スタジアム「クリスタルビーチ」を入れたデッキ構築が可能になります。「エルレイド・サーナイト」デッキにとって、「Wレインボーエネルギー」や「スクランブルエネルギー」が無効化されてしまうこのスタジアムは致命的です。優勝したロビンソン君のデッキは、大本命の「エルレイド・サーナイト」デッキに対して有利に戦えるように、構築されていたのです。

世界一のプレイヤーを決定する大会ともなると、デッキの構築に、たくさんの工夫や考えが込められています。「どのデッキを使うか」そして「どのデッキに対して勝てるように構築するか」というプレイヤーの試行錯誤の跡を、デッキレシピから読み取るのは、いつも興味深いものです。みなさんも、こんなハイレベルな対戦の舞台に立ってみたいと思いませんか? この秋から始まる「ポケモンワールドチャンピオンシップス 日本代表決定大会」にチャレンジして、来年の日本代表の座を、ぜひとも目指してくださいね。

※分からないカードがあったら、右側にあるバナーから「カードけんさく」を開いて、効果を調べてくださいね※

miyashita

この記事のURL
http://www.pokemon-card.com/lab/entry/080901_563.html