タイトルについてのうちあけ話
2008年07月01日
こんにちは。PCDアカバネです。
今回のテーマは、ポケモンカードゲームシリーズのパッケージタイトルについてです。
過去12年、そのすべてのパッケージタイトルのネーミングについてお話しするとなると、このブログが終わらなくなってしまうので、ごく簡単に「ポケモンカードゲームDPシリーズ」のいくつかのパッケージを例にとって解説したいと思います。
「DP1」ブロック 「時空の創造 ダイヤモンドコレクション/パールコレクション」
なによりも新シリーズのスタートを飾るパッケージです。ニンテンドーDSソフト「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」のパッケージとよく似た形になるように2つの拡張パック同時発売を構想していましたので、ストレートなネーミングを意図しました。

というイメージをまとめてシンプルな言葉に結んでいます。
「コレクション」についても、「バージョン」という言葉にせず、「ダイヤモンド/パール」のポケモンであるとともに、「君だけの光り輝くコレクション」が完成しますようにという願いもこめていることを告白します。
「DP2」ブロック「湖の秘密」
テーマは、湖にすむ伝説のポケモン「ユクシー」「エムリット」「アグノム」。
DSのオリジナルストーリーの流れをふまえた象徴ではあることはすぐにわかりますよね。
実はここに、もうひとつの「秘密」があるんです。
ご存知の通り、このパッケージにはトリデプスとタテトプスという「化石から進化するポケモン」が登場します。ポケモンカードゲームの最初期のシリーズで、はじめて「化石」を登場させたポケットモンスターカードゲームシリーズの第3弾拡張パック「化石の秘密」というパッケージとの関係を暗示していたんですね。
昔のポケモンカードゲームを知っている人はすぐに気がついたことでしょう。
「秘密」という言葉は、「ときあかしてほしい」「さぐってほしい」というメッセージを含んでいます。
パッケージタイトルとしてはとても使いやすい言葉なのですが、多用すると効果がうすれるのでひんぱんには使えないんです。
でも、10年目ということで自縛を少しだけ解いてみました。
「DP3」ブロック「ひかる闇」
このパッケージは、ゲームのストーリーからすこしはなれて、2007年夏のイチオシのポケモンであった「ダークライ」にフォーカスするようにネーミングしています。
ネーミングで便利な「の」で結ぶことをやめた挑戦でもありました。「の」にはヒットの秘密があるようなのです。興味のある人はいろんな映画などのタイトルを調べてみると面白いですよ。
それにしても、「ひかる闇」って不思議な言葉ですよね。
「やわらかいダイヤ」「つめたいマグマ」と同じような矛盾をイメージしたものなんです。
闇なのに光っている状態って???
じつはこの矛盾したイメージを「注目」のきっかけにしているんです。
「...まてよ」「それってどういうこと?」という問いを起点にしながら、この言葉にこめた謎かけを解いてほしいと思います。
ヒントをいうと、映画で描かれたダークライにあります。最初は、悪者扱いされていましたよね。でも、最後はどうだったでしょう?
闇は、黒、悪、混沌といったイメージがあります。
光は、白、善、整然としたイメージがあります。
このふたつを結ぶことで、きわめて物語的な時空がひらかれていくのです。
すべてを語ってしまうと、野暮であり、しかも恥ずかしいことなので、このくらいにしておきますね。
先ほど、「ネーミングについてのお話」と書きました。
自分がポケモンカードゲームのタイトルにこめているのは、そのパッケージの中味を伝えるためのもっとも小さい「物語」であり、その「扉」でありたいという願いです。
最後に実現しなかったタイトルを打ち明けます。
DPシリーズの最後のパッケージタイトルの候補の1つは、
「シンオウの聖域」
でした。
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- http://www.pokemon-card.com/lab/entry/080701_493.html
















