• レギュレーション
  • レギュレーション

イベント取材in福岡 ~第6回むしのしらせストライク杯~

LINEで送る

ポケモンカードジム × イベントオーガナイザー

「彼は人柄が良くて大会の進め方も上手いんですよ。だから参加者さん同士のトラブルもない。皆さん彼を慕って、この公認自主イベントに参加してるんじゃないかな。」ニコニコ笑ってお話をしてくれるのは、福岡市天神にあるポケモンカードジム「カードストライク」の店長吉松さん。「今日の参加者は過去最高の37人、ほとんどが事前予約でした。彼が公認自主イベントを開いてくれたことで、新しいお客さんが遊びに来てくれるようになりましたし、ジムバトルも定期的に参加してくれるようになった。彼主催の大会には近隣県からの参加者もいるんです。うちはもともと福岡県内のお客さんだけでしたから、これには驚きました。素敵なサイクルを作ってくれた彼に、とても感謝しています。」


吉松さんが感謝する彼とは、イベントオーガナイザーのマカベさんだ。2016年に公式資格「イベントオーガナイザー」と「ルールエキスパート」を取得し、現在ポケモンカードジム「カードストライク」で公認自主イベント「むしのしらせストライク杯」を定期開催している。とても仲の良い様子のお二人に、ポケモンカードジム とイベントオーガナイザーの関係性について話を伺った。

対戦

左:吉松店長、右:マカベさん

「トレーナーズウェブサイト」を見て彼を知り、直接連絡を取ったことが全ての始まり。ご縁がご縁を生んで今に繋がった。


―お二人に接点が生まれたきっかけは?
店長:僕が彼にメールを送ったんですよ。彼からすれば突然知らない人間から連絡が来て、びっくりしたでしょうね。(笑)うちはポケモンカードの取り扱いを始めてまだ1年ちょっとの新参店です。だから取り扱いを始めるにあたって、イベントを盛り上げてくれる人が必要だった。そこで開催してくれる人を探すために、ポケモンカードの公式サイトを見ていたところ、福岡市内でイベントを主催している彼の存在を知って、コンタクトを取ろうと思いました。

マカベ:突然メールを貰った時は驚きました。(笑)でも有難いお話だと思ってお店にお邪魔して、店長さんとじっくりお話させてもらったんです。

店長:ここがどういう雰囲気のお店かや、お互いがどういう人間かを知った上じゃないと、一緒にイベントはできないですから。それで色々お話させてもらい、公認自主イベントの場所として使ってもらうことが決まったんです。


―店長さんはどういう印象でしたか。

マカベ:公認自主イベント開催のバックアップを惜しまない、非常に有難い方だと感じました。店長さんに出会う前までは市民センターで開催していたんですが、予約が3か月前で、かつ競争率も高いので、企画もし辛く希望する部屋も取れないなど、開催に積極的になれない事が多かったです。何より僕のような大学生には利用料が大きなハードルで。。参加人数も読めないですしね。でもここで開催させていただけるようになって、利用料の心配が解消されたことと、イベント開催の相談も1か月前くらいでよくなって。とても良くしていただいていつも感謝しています。

対戦

ー今日はご家族で参加されている方も多いですね。

店長:彼のお知り合いのようです。僕の感覚ですが、他のゲームに比べてポケモンカードは親子プレイヤーがとても多い印象です。でもうちは繁華街にあるお店で近くに住宅街が無い。そして駐車場代も高いんですよ。(笑)ご家族の移動は車でしょうから、来ていただくには少し不便だと感じているのですが、こうして来てくださることは非常に有難いです。

マカベ:九州には自主サークルがあって、そこのイベント等で知りあったご家族の方です。「むしのしらせストライク杯」は有難いことに参加人数が増えてきているので、ここで普段出会えないいろんな人と対戦することで、サークルでの遊びに活かしてもらえているのかなと思っています。

福岡でポケモンカードをもっと広めたい。そのために、集まって遊べる場所があることは大切。

対戦

―そういえば、先ほどお話を伺ったお父さんは、バスと電車で1時間くらいかけて来たとおっしゃっていました。参加者が増えていると仰いましたが、最初はやはり少なかったですか。

マカベ:そうですね。市民センターだと次回のイベント告知のチラシを置いても、見てほしい人に見てもらえる可能性は低いのかなと思ってました。でもこちらのお店にチラシを張らせてもらえたことで、ポケモンカードに興味のある人にも見て貰えたからか、少しずつ参加者が増えていきました。僕は九州エリアのポケモンカード自主サークルの大会にも参加させてもらうことがあって、ここのお店に遊びに来てもらえるよう紹介したりもしましたよ。またトレーナーズウェブサイトを見て、遊びに来てくれて方もいました。色々なことを試して、ここまでやってこられているかなと思っています。



―店長さんとの二人三脚で、いまに繋がっているんですね。
店長:福岡は東京や大阪に比べるとトレーディングカードゲームで遊べる場所が少ないと思っています。だからこそ、お客さんがポケモンカードで遊べる場所をもっと増やしていきたいと思っているし、ポケモカードももっと広めていきたいですよ。でも僕はそこまでルールに詳しくはないから、彼がいてくれて非常に助かっています。お客さんも彼の大会を楽しみに来て下さってくれていると感じます。

マカベ:福岡でポケモンカードで遊べる場所が、少しでも増えればという思い、それだけですね。(笑)


―参加しているお子さんは、プレイに慣れている様子ですね。

マカベ:そうですね。。ルールを覚えたてのお子さんというよりは、すでに遊べる子が殆どです。対照的に、僕が通う大学の学園祭でのポケモンカードイベントに遊びに来てくれた子どもたちは、ほとんどルールを知らない子や、バトルをやったことが無い子が多かったです。そういった子が、ジムに遊びに来てくれるようになるといいんですが。


―実現のために何か考えていることは有りますか。

マカベ:大学の近くの住宅地からここまでは距離もあるので、まずは住宅街の近くで集まりやすい場所を見つけ、ルールティーチングなどのイベントを開催したいです。次のステップはそれから考えます。



―素敵な目標ですね。では最後に、このコラムを読んでるオーガナイザーさんに、公認自主イベントの開催の後押しになるようなコメントをお願いできますか。

マカベ:僕は声を掛けて貰った側の人間なので、こんなことを言える立場じゃないのかもしれませんが、ポケモカードジムの大会に何度か参加して、店長さんとお話させていただいて仲良くなることで、新しい何かが生まれるのではと思いました。ジムやポケモンカードを売っているお店に通ってみるのはいかがでしょうか。

店長:お店にイベントオーガナイザーさんがいてくれることは心強いです。これからも彼と一緒に、ポケモンカードの遊びの場を作っていけたらと思っています。

LINEで送る
TO PAGE TOP