「ポケモンワールドチャンピオンシップス2016(以下、ポケモンWCS2016)」に挑む日本チャンピオンは、米田卓弥選手(※前編で紹介)だけではありません――8月15日、もう一人のチャンピオン、カメックスメガバトル日本チャンピオン決定戦Aリーグ(小学生の部)の覇者、鍛冶拓己選手に話を聞きました!


今回もチャンピオンインタビューなので、いつもより難しい言葉も使ってます!



拓己選手は昨年、ポケモンWCS2015に初参加。DAY1から勝ち抜き、DAY2まで勝ち上がるも惜しくも敗退。昨年の悔しさをバネに、もう一度今年、今度は日本チャンピオンとしてポケモンWCS2016に臨みます。


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鍛冶拓己選手とは...

2016年のポケモンカードゲームの小学生日本チャンピオン。


ポケモンカードゲームの対戦を始めてからおよそ3年目。

ポケモンWCSの出場は今年で2回目。

2015年、2016年と2年連続で日本チャンピオン決定戦に出場。

2016年の日本チャンピオン決定戦ではついに優勝を飾った。


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■「ポケモンカードゲーム カメックスメガバトル 日本チャンピオン決定戦」について


―ジガルデEX・メレシーBREAK・ラフレシアデッキを選び、大会に臨んだのですね。


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―なぜこのデッキに?

鍛冶「よるのこうしんデッキや悪デッキが多いだろうと考え、よるのこうしんと戦えるグッズロック、さらに悪デッキに入りやすいダークライEXの弱点がつける闘タイプのポケモンという組み合わせを考えました」


[グッズロックとは・・・手札からグッズを使えなくさせる効果のワザや特性を持ったポケモンを駆使するタイプのデッキの通称。]


―ちなみに読みは実際に当たっていましたか?

鍛冶「よるのこうしんとは4回当たり、そのうち3回勝つことができました」



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よるのこうしん対策、ラフレシア。その特性はグッズ頼りの相手に滅法強い。


―悪デッキには当たりましたか?

鍛冶「当たりませんでした。オーロットが強い環境だと思っていたので、そのオーロットが苦手とする悪デッキを意識してデッキを組んでいましたが、残念ながら......」


―悪デッキ対策は、ジガルデEX以外には?

鍛冶「1枚だけ入れた『磁気嵐』です。闘抵抗を持つイベルタルEXとも戦えるように入れていました。今回の大会では使う場面がありませんでしたけどね」


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―「磁気嵐」は面白いですね。このデッキの1つの特徴のように思えます。

「磁気嵐」以外にも、このデッキには何か工夫がありそうですね?

鍛冶「『ポケモンセンターのお姉さん』を2枚入れています。ジガルデEXのワザ『セルストーム』との相性がよいです。グッズロックで相手の動きを鈍くしたうえで、こちらは攻撃しながら一気に回復する、といった動きができます」


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主力のジガルデEX。「セルストーム」はHPを30回復しながら攻撃可能な便利ワザ。


―なるほど。ところで、「XY11」のカードが1枚も入っていませんね?

鍛冶「強いと思ったカードは『ニンジャごっこ』『スペシャルチャージ』『ポケモンレンジャー』の3枚でしたが、ラフレシアが入ったこのデッキでは、1枚だけ入れても引きにくいだろうと考え、採用しませんでした。『ニンジャごっこ』は少し悩みましたが......」


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―逆に、「XY11」のカード(特にポケモン)で対戦相手として意識していたのは?

鍛冶「メガヤンマ。正直、ビークインなどと組み合わせたメガヤンマデッキとかはあまり当たりたくないと思っていました。ただそこまで数は多くないとも思っていましたし、実際に当たることがなかったので良かったです」


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―確かに、ジガルデEXは草タイプが弱点のため動きにくくなりますね。

 他に苦手としていたデッキは?

鍛冶「ゲッコウガBREAKが入ったデッキです。特性『きょだいみずしゅりけん』などでラフレシアをきぜつさせられると厳しくなってきます。ただAリーグではゲッコウガBREAKデッキがそこまで多くないのではないかと考えていました」


―いろんなことを考えてデッキを作っていることがよくわかりました!

 でも本当にすごくしっかりしていて......お、お父さんに言わされていない?

鍛冶「そんなことはありません!デッキは最初の骨組みから自分で考えているんです。家族にアドバイスをもらうこともありますが、8割くらいは自分の考えで作っています。去年まではお父さんに組んでもらうこともありましたが、今は自分でしっかり考えるようにしています」


―末恐ろしい子ですね。そんな技巧派小学生・鍛冶選手に、苦戦は存在するのですか。

鍛冶「もちろんあります。予選の3勝(全勝)同士の卓の対決では、よるのこうしん相手にラフレシアを最初の番で立てられず、さらにジガルデEXにつけた『闘魂のまわし』が『びっくりメガホン』でトラッシュされ、追い討ちのように『闘魂のまわし』がついたバチュルに攻撃され、サイド差が埋められずに負けました。その次の対戦でもまたしてもよるのこうしん相手にラフレシアを最初の番で立てられず、苦戦して......ギリギリのところで勝ち上がりました。ジャンケンの結果次第ではラティオスEXのワザ『ファストレイド』で負けていたようなバトルもありましたし(準々決勝)。ギリギリのところで勝ってきたと思います」




―勝負どころで勝つ、すごいですね! ちなみに、心に残っているバトルは?

鍛冶「準決勝です。予選で僕が負けたよるのこうしんと、もう一度ぶつかったんです。2度目の対戦ではラフレシアを最初の番に立てることができたので、そのままジガルデEXで押しきることが出来ました。リベンジできてよかったです」


―そして、ついに優勝と。感想は?

鍛冶「本当に嬉しいです。去年の日本チャンピオン決定戦で悔しい思いをして、それから頑張って、来年こそは、という思いでたくさん練習して、ここまできました」


―たくさんの練習というと、どのくらい?

鍛冶「カメックスメガバトル開催日の2か月前から、毎日2時間対戦をしました」


―エェッ!毎日!? に、2時間も!?

鍛冶「はい。普段はそんなにやりませんが、大きな大会前は。対戦自体は普段から毎日しているんですけどね!」


―毎日......それはお父さんと?

鍛冶「その場合もありますが、弟と対戦することが多いです」


―日本チャンピオンの相手をする弟は大変そうですね。

鍛冶「実は弟も日本チャンピオン決定戦に出場していたんです」


―えぇ!?

鍛冶「弟は鍛冶遼介といって、小学4年生なのですが、愛知大会Dグループで優勝していまして......」


―愛知でガマゲロゲEX・ギラティナEX・ヤドキングというオシャレデッキを使っていたあの子と兄弟だったのですね!まさか兄弟で日本チャンピオン決定戦に出場していたとは。

鍛冶「弟は日本チャンピオン決定戦ではメガヤンマ・ビークインを握っていました。僕が苦手だと感じていたデッキです。なので弟と予選でぶつからなくて本当によかったです......」


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―大会で優勝するレベルの兄弟が毎日練習している......すごい環境ですね。


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というわけで拓己くんの弟、遼介くん登場。兄弟そろってポケモンWCS2015のシャツ。弟も去年ポケモンWCS2015に行ってたんですって。すごい。


■「ポケモンWCS2016」について


―今年は二人とも、ポケモンWCS2016へ出る?

鍛冶「はい、二人とも出ます」


―ポケモンWCS2016に向けた練習もやっぱり二人で?

鍛冶「はい、毎日練習しています。ポケモンWCS2016は日本とは形式が違うので、ポケモンWCS2016の形式の3本勝負で、しっかり時間も50分測ったりしながら。それとは別に、ポケモンWCS2016に参加する人たちと一緒に本番形式の練習会も行ったり......」


―なんと本格的。やっぱりポケモンWCS2016は日本の大会とは違った練習が必要?

鍛冶「もちろん。3本勝負ですし、最初にジャンケンで先攻後攻を決めるので。やっぱり形式的に使いにくいデッキがありますし、練習が必要だと思います。カード名を英語でいう練習なんかもしていますよ、弟と」


―なんと英語まで。底が知れないですな。


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毎日対戦をしている拓己選手と遼介選手。英語の練習もするという本格派。私も今日からVileplume!(ラフレシアの英語名)と叫びながらラフレシアを出す練習をします。鍛冶選手の話を聞いていたら、何故かラフレシアが無性に使いたくなったので。


―ぜひ二人にはポケモンWCS2016で勝ち抜いてほしいです。

 ちなみに、去年の反省点などは?

鍛冶「デッキをしっかり決められないまま時間が経ってしまって、練習量が減ってしまっていました。長丁場だったり、外国人のパワーにも少し圧倒されたり、初めてならではの失敗がいろいろあったと思います」


―今年は、万全?

鍛冶「はい。今回は準備をしっかりしています。握るデッキはまだ決めてませんが、候補はいくつかに絞っています。本番形式の対戦も多くこなしましたし、長丁場の戦いにも慣れるようにもしました」


―不安はない?

鍛冶「実は少しあります。今年から、僕はシニアリーグでの出場になります。対戦相手は日本人でいうところの中学生とか、そういった人たちです。年上が多いリーグなので、心配ですね」


―なるほど、それは確かに不安になるかも。ということは目標も低めに設定してますか?

鍛冶「いえ、それでもいっぱい練習しましたので、上位入賞を目指したいと思っています!」


―その意気やよし!では最後にポケモンWCSに挑みたいと思っている小学生たちへ、何かアドバイスを。

鍛冶「とにかくいっぱい練習して、自信をつけることが大切です!そして、負けた時のことを考えないことです!!」


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ポケモンWCS2016での活躍も期待できそう!






ニコニコ生放送

「ゲーム部門」「カードゲーム部門」「『ポッ拳』部門」

の様子を、「ニコニコ生放送」で配信中!

1日目:820日(土)午前1時 開始予定 日本時間

URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv270742807

2日目:821日(日)午前1時 開始予定 日本時間

URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv270742936

3日目:822日(月)午前1時 開始予定 日本時間

URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv270743098


twitch

「ゲーム部門」「カードゲーム部門」「『ポッ拳』部門」

の様子を「twitch」で配信中!

英語での解説になります。

ゲームURLhttps://www.twitch.tv/pokemonvgc

カードゲームURLhttps://www.twitch.tv/pokemontcg

ポッ拳URLhttps://www.twitch.tv/pokkentournament

※1日目~3日目の開始時間はニコニコ生放送と同様です。



ケモンワールドチャンピオンシップス2016(ポケモンWCS2016)」とは?

「ポケモンワールドチャンピオンシップス」は、ポケモンのゲームとカードゲームの世界大会。毎年、世界中から多くのプレイヤーが参加し、世界チャンピオンを巡って熱いバトルが繰り広げられる。今年は新たに、『ポッ拳』部門が開催され、ますますパワーアップ!

URLhttp://www.pokemon.co.jp/ex/wcs2016/


開催日 : 2016年8月19日(金)~21日(日)いずれも現地時間です。

開催場所 : アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ市

       San Francisco Marriott Marquis

実施部門 : ゲーム部門、カードゲーム部門、『ポッ拳』部門


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